幻花の婚礼【ラノベ感想】

幻花の婚礼 贄は囚われの恋をする
著:染井 由乃
イラスト:ボダックス
出版:メディアワークス文庫

  幻花の婚礼

アマゾンのあらすじより

吸血鬼であることを隠して生きるクロウ伯爵家の令嬢・フィーネ。ある夜の舞踏会、彼女は美しい神官・クラウスに正体を暴かれてしまう。
「――お前は今夜から、俺の恋人で、婚約者だ」
一族の秘密を守る代償としてクラウスが求めたのは、フィーネを婚約者にすること。吸血鬼を憎む彼は、復讐に彼女を利用するつもりだった。
策略から始まった婚約関係だが、互いの孤独を埋めるように二人は惹かれあい……。禁断の恋はやがて、クロウ家の秘匿された真実に辿り着く。

感想

染井さんの新作です。今回もヤンデレお兄様です。といってもこれまでの作品に比べると狂気さは、ちょっとひかえめで重度シスコンを数段回こじらせたぐらい?……十分ヤンデレ入っていましたね。 好きが高じて生まれてくる独占欲! 見事なヤンデレお兄様ムーブでした。

そんなお兄様の危なさを読者と主人公のフィーネに気づかせてくれるのが、神官のクラウスくんですね。吸血鬼に敵意向き出しの彼は、どういうわけかフィーネにひかれていってしまって段々盛り上がるフィーネとクラウス。そして一気にヒートアップするお兄様という構図です。帯にある「許されない恋」が、含む意味は色んな解釈ができ面白かったです。

加えてまたフィーネ自身は、吸血鬼としての力が弱くて兄に気後れして遠慮してしまうあたりも、良い具合に3人の関係をこんがらせてくれて面白かったです。

 

結構重めの恋愛ファンタジーです。それでも染井さんの作品の中では、ストレートなヤンデレさんかも。ヤンデレ作品の入口にいかがでしょうか。

 

 

 

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