【ラノベ感想】医療魔術師は、もう限界です! はな 富士見ファンタジア文庫

2022年3月8日

医療魔術師は、もう限界です! 
著:はな
イラスト:魔太郎
出版:‎富士見ファンタジア文庫
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アマゾンのあらすじより
天才医療魔術師のジークは今日も大量の命を救う。美人助手のオータムに優しく厳しく支えられ、睡眠を削り、体力も限界、それでも診療所には重症患者が列をなす。「先生、500人追加です!」「もう……限界です」

表紙で死んだ坂の目をしているが、本作の主人公ジーク先生です。医師1人・ナース3人で千人の患者を診るような超絶ブラック環境下におかれて、身も心も荒みきってます。この世界に労基は存在しません。
決めポーズを取っているナースが、ヒロイン枠のオータムです。ラノベでは定番の黙っていれば美少女キャラですね。連勤2徹で意識を失ったジーク先生を、いきすぎたツッコミで患者へ向かわせる鬼です。過度の暴力ヒロインでジード先生は、たびたびデコボコ(比喩ぬきで)に変形させられてます。ヒロインの貧乳いじりという死亡フラグを踏み抜くジード先生が悪いとはいえ、あきらかにやりすぎてます。暴力系ヒロインが敬遠される昨今だと苦手な方がいるかも。
前半では正ヒロインまっしぐらな巨乳シスター(聖母のように優しい)もいるので、そちら推しで読むってのはアリかもしれません。ちなみに後半になると暴力ヒロインのオータムは、暴力振りまくサイコ娘にジョブチェンジします。ギャグ世界の住民ならではの大暴走ってとこです。

ちょいちょい医師として救える命・救えなかった命や、戦場で救った命がまた戦場に舞い戻る徒労感とかシリアスなシーンもあります。そんな風にコメディ・逆一辺倒じゃぁないんですが、どう読んでもベースのコメディのが優勢です。ジード先生が振り回されたり酷い目に遭う様子をみるコメディです。展開の暴走っぷりは見事です。かるく想像を飛び越えていきます。
主人公が理不尽に酷い目にあうのに抵抗がない方向けじゃないかと思います。