【ラノベ感想】さびしがりやのロリフェラトゥ さがら総 ガガガ文庫

2022年3月8日

さびしがりやのロリフェラトゥ
著:さがら総
イラスト:黒星紅白
出版:ガガガ文庫
  9784094515459
アマゾンのあらすじより
「変猫」のさがら総が贈る、新青春エンタ!
ぼくらの学校には、血を吸いつくす吸血姫がいる――。クラスメイトたちのあいだでまことしやかに囁かれる噂は、真実だった。理想と現実のバランスに苦悩する高校生作家、常盤桃香は深夜の旧校舎で怪異と出会い、風変わりな姫とおかしな会話を紡ぐことになる。「汝、無礼である。如何なる理由でここを訪れるか?」「おでんを作ったので」「……おでん?」「こんにゃくもあります!」「……こんにゃく?」けれど、ふたりの奇妙な友情は、死体の出現をもって終わりを告げた。常識人的いじめっ子、自爆系宇宙ロボット、そして“正義の味方の敵”のぼく。優雅なる吸血姫を取り巻く人間関係は多角的に入り組んで、表と裏が混じりあい、複雑怪奇な青春群像劇を織り成していく。「だれもが静かに平和に暮らすだけの話を書きたかった」「いいかな? だれもそんな話は読みたくないんだ」――これはぼくたちの悩みを笑い飛ばす物語だ。そして、ハッピーエンドになるべき物語だった。『変態王子と笑わない猫。』のさがら総が挑む、新機軸の黄昏ロリポップ! 誰にも先が読めない青春ミステリアスコメディ、開幕!

学園を舞台として吸血鬼に宇宙ロボット・正義のヒーローまでもが登場します。色んな要素てんこ盛りです。それに加えて計算してシーンの中心人物や出来事をボヤかしてるみたいで、あえて惑わすような表現をされるところもあります。このためストーリー展開はかなり複雑怪奇になっています。でも意図を感じる複雑さなので読んでいて疲れる感じはありませんでした。むしろ何が起きているかの手探り感が楽しいくらいでした。次の展開が気になる面白い作品です。

物語は女子高生ラノベ作家、常盤桃香の視点がメインで進行していきます。ロリ吸血鬼や宇宙ロボにクラスの女王様と本作には、個性的でヤバそうなキャラが数々登場します。そんな面々に負けず劣らず主人公もヤバい人だったりします。どうヤバいのかは読んでみてください。私はメチャクチャに驚きました。どのキャラも色んな顔・側面を持っていて印象的です。

複雑で予想もつかない展開がある作品です。それでいて主人公が成長する青春ストーリーであったりもします。文章にじっくり向き合う作品を読みたいときにピッタリだと思います。

ガガガ文庫

Posted by kyoikyoi