ラ・のべつまくなし【ラノベ感想】

2022年11月19日

ラ・のべつまくなし
著:壱月 龍一
イラスト:裕龍 ながれ
出版:ガガガ文庫

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アマゾンのあらすじより
恋愛経験ゼロ。生真面目に純文学を志すも、希望とは裏腹にラノベ作家としてデビューしてしまった青年・矢文学。
しかも著作は、ネットの口コミもあり大ヒット!メディアミックスも決まり順風満帆!……のはずが、原稿が書けない!
気晴らしに、通い慣れた図書館に向かったブンガクは、そこで出会った少女・明日葉に一目惚れしてしまう。
彼女はブンガクのラノベ作品の大ファンで、聖地巡礼の途中だった。仲良くなろうとするものの、
ブンガクは二次元アレルギー、明日葉は腐女子で……。カタブツとフジョシの純愛系ラブコメディ!!

感想

現代をベースにしたラブコメ小説です。純文学で本を出せないので、ラノベデビューしたらヒットしてしまった主人公とヒロイン(婦女子)の純愛がテーマです。主人公とヒロインの初々しい恋愛模様や、行き違いなどは王道の恋愛展開です。それを彩るのが編集者や主人公の親友などのサブキャラ達です。
 
主人公の二次元アレルギーと一部のサブキャラが現実離れしていて、ラブコメらしさに働いています。
親友は一見チャラそうなのに主人公の一番の理解者で、甲斐甲斐しいです。婦女子のヒロインから何度もBL疑惑をむけられるほど親密です。 親友が真ヒロインみたいに良い動きをしてくれています。
 
あとラノベ作家がタイトルなので作品を出すまでの苦労、本を出したら出したで次は売上や続刊の苦労など作り手の苦労がちょっと見え隠れします。ファンタジー観があるラブコメなのに、ちょいちょいリアルな生々しさが出てくるのが面白いです。
 
本作の巻数は全3巻です。もともと1完結であった物語が続刊となった経緯だそうです。
 
そのせいか2巻目はちょっとチグハグな内容です。2巻目では新たに登場した新キャラを中心としてストーリーが展開していきます。1巻目との繋がりがあるはずなのに、主人公とヒロインが話の中心にいないのでスピンオフを読んでいるような気分になりました。3巻目ではそんなことはなく、これまでの登場人物や出来事が繋がって、きれいなゴールへと落ちていきます。全3巻と短めなので読みやすいラブコメでした。
 
 

 

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Posted by kyoikyoi