璃寛皇国ひきこもり瑞兆妃伝 【ラノベ感想】

2022年7月24日

璃寛皇国ひきこもり瑞兆妃伝 日々後宮を抜け出し、有能官吏やってます。
著:しののめすぴこ
イラスト:toi8
出版:カドカワBOOKS
   9784040743523
 

アマゾンのあらすじより

黒色が平和をもたらす『瑞兆(ずいちょう)』の証とされる中華風の異世界に迷い込み、璃寛皇国(りかんこうこく)の皇帝に拾われ後宮の妃になってしまった紗耶(さや)。
しかし退屈すぎる生活に限界を迎え、こっそり抜け出し男装して官吏として働き始め……気付けば大出世!
「黒髪ってバレても女ってバレても大問題だよね……」
滅多に姿を見せない『ひきこもり妃』とたった五年で尚書省次席まで登りつめた有能官吏。日々2つの顔を使い分け、次々やってくる国の危難を解決します!

感想

カドカワBOOKSだと貴重な中華風ファンタジーです。中華っぽい異世界に転移して、後宮入りするという人気の展開です。富士見L文庫の中華風ファンタジーを読まれていれば、すんなりと読めると思います。単行本ならではの文字数でたっぷりと堪能しちゃいました。

後宮入りして皇帝に見初められて特別扱いされるって王道展開は外さずです。そこに男装して官吏として働いているとか、誰もが認める優秀な官吏だって変化球が混ざっています。それにより後宮内での権力闘争シーンに加えて、政務面でのテーマも扱えるようになり物語がとても幅広くなっています。
タイトルに"日々後宮を抜け出して"とあるようにメインは、経理とかのお役人仕事のあれこれです。お役人仕事と後宮内のアレコレがリンクしていて、とても面白かったです。

 

あとファンタジー要素として転移した世界では、黒色が平和をもたらす『瑞兆(ずいちょう)』の証ということで、黒目・黒髪の持ち主が神聖視されてます。だから髪や目の色が黒に近かったり濃かったりすると高貴とだとされる世界です。その頂点として皇帝は黒目・黒髪です。このへんも面白い要素でした。
世界感的に主人公は、運命の人って位置づけです。でもまだまだ主人公には、受け入れる準備もできていないというのが1巻目です。皇帝からのアプローチにどう応えるかの恋愛要素も気になるところです。

また異世界の人たちの目が、節穴じゃないってのも私好みの要素です。主人公は女装しているから平気だろとか、庶民の格好をすればへいきだろと外出するシーンが多数あります。ところが商人なんかには、「こんな手がきれいなのは、身分が高い」とバレバレなんです。その上で気づかない振りをしてくれるだけなんです。キャラクターが記号やお人形じゃないってのは、読んで入れ嬉しいですね。

 

ちょうど2巻目の発売が、決まったとのお知らせも見たので続きを追いかけます。

 
 

 

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Posted by kyoikyoi