勇者になれなかった三馬鹿トリオは、今日も男飯を拵える。【ラノベ感想】

2023年1月11日

勇者になれなかった三馬鹿トリオは、今日も男飯を拵える。
著:井上 かえる
イラスト:TAPI岡
出版:Mノベルス
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アマゾンのあらすじより

ステーキ! 唐揚げ! 川魚の塩焼き!
特別な料理は要らない。これは、“男飯”なのだから。
小学校からの幼馴染であるアラサー男の北山、東、西田は、『勇者召喚』で異世界に召喚されるが、鑑定の結果、三人は勇者ではない判明し、城から放り出されてしまう。慣れないサバイバル生活を余儀なくされる三人だったが……これが意外と面白い!お金を稼ぐ為、食べる為、そして生きる為に、三馬鹿は今日も狩りをする。

感想

アラサーおっさんを異世界召喚したら、3人そろってはずれガチャで放り出すと意外な展開から始まる作品です。おっさんがサバイバルして男飯を食いまくり!、スローライフを満喫なお話しでした。なんともユルい感じが楽しかったです。

右も左も分からないまま異世界で放り出されて、魔獣を狩って喰う。それも美味しく料理して喰う。お腹が空く料理描写でいっぱいです。細かいことは気にせず、仲良し3人の魔獣グルメを楽しんでみてください。

いきなり追放スタートにもかかわらず主人公たち3人のおっさんは、達観していて異世界生活を満喫しているんです。魔獣を倒すときも賑やかな様子で、読んでいて感じがいいですね。戦闘だとナマクラな武器を使い潰す無茶苦茶な戦い方だったり、街に戻った時の姿がどう見ても山賊そのまんまだったり、全くかっこいい主人公の姿ではありません。でもそれがスローライフを楽しむおっさん達らしくて面白いです。

何で魔獣を食べたらダメって言われ続けてたの?とか、どうみても主人公たちってハズレ枠とは思えない強さなのは何故?とか、気がかりな点について1巻目では特に説明ありません。これはテンポとノリを楽しむ作品なので細けえこたぁいいんだよ精神ですね。俺ツエェェやハーレムのない異世界スローライフ(狩猟採集)を読みたい方、いかがでしょうか

 

 
 
 
 

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Posted by kyoikyoi