魔女と少女の愛した世界【ラノベ感想】

魔女と少女の愛した世界
著:浅白 深也
イラスト:海島 千本
出版:電撃の新文芸

   魔女と少女の愛した世界

アマゾンのあらすじより

怠惰な魔女と捨てられた幼子の不器用で愛しい共同生活。

町外れの森に住む魔女エリシア。ある日、彼女が家に帰ると、薄汚れた服を身につけた人間の幼子が食料棚を漁っていた。手には、朝食用にとっておいたミルクパン。
腹はたつが、殺すのもめんどくさい。だが、高値で少女を売ろうにも、教養を身につけさせねばならない。そのため仕方なく少女と暮らしはじめたエリシアだったが――。
これは、嫌われ者の魔女と孤独な少女の愛と絆の物語。

感想

魔女と金髪幼女が出会ったことで生まれた優しい世界に癒やされました。王道の展開で面白かったです。帯に書かれている"捨てられた幼子 × 怠惰な魔女の不器用で愛しい共同生活"というフレーズが、琴線に触れたならばどうぞ直感を信じて読んでみてください。

主人公の魔女は、気が強くて傲慢で人嫌い。いわゆる怖がられるタイプの魔女です。圧倒的な魔法の力を持っていて、人間なんてなんとも思ってません。トゲトゲしてて触れたらケガするタイプです。
それが捨てられた幼女と一時的に同居したことから変わっていくんです。幼女とのチグハグな同居生活を経て魔女に人間らしさが宿っていく展開となっています。

冒頭は絵本を読み聞かせるシーンとなっています。この絵本の読み聞かせは、作中にも何度か絵本が出てきます。この絵本のシーンが、優しい世界感なんですよ。読んで温かい気持ちになれました。

あと作中のイラストは、もあえてラノベの1枚絵でない形式になっています。ページの端にちょこんと動物とか食べ物のイラストが載っている形です。児童文学をイメージしたみたいなイラストですね。物語の内容とあわさって穏やかで暖かい気持ちにさせてくれました。

学校の図書館に入れて欲しい内容ですね。中高生に読んでみてもらいたいと感じるファンタジー作品でした。

 

魔女と少女の愛した世界 (電撃の新文芸)
浅白 深也
KADOKAWA
2019-11-16

 

 

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Posted by kyoikyoi