【ラノベ感想】魔境で始める王国経営 精霊使いは生産と流通を独占しました 卯堂 成隆 KADOKAWA NOVEL 0

2022年3月14日

魔境で始める王国経営 精霊使いは生産と流通を独占しました
著:卯堂 成隆
イラスト:富岡 二郎(RED FLAGSHIP)
出版:KADOKAWA NOVEL 0

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アマゾンのあらすじより
その王国は危機に瀕していた。貴族は腐敗し、商業ギルドは権益確保に奔走、おまけに南の帝国が、領土への野心を向けていた。そこで目をつけられたのが、新天地ケーユカイネンと、王国の“お荷物”こと、書記官のクラエス。開発しつくされたこの王国唯一の開拓地、といえば聞こえはいいが、住人はおらず、資源もなく、おまけに精霊たちが暴走中。誰もが匙を投げる未開の土地――そう、クラエス以外の者にとっては。

精霊との複数契約で生産を自動化。人外の商人たちと手を組み、独自の流通を開拓。他の土地ではありえない地産地消で客を呼ぶ! 禁じ手を活用し、金貨100万枚を納めよ!

KADOKAWAが運営する小説投稿サイトから改稿の作品で、特別賞受賞作品らしいです。

そのわりに内容はというと典型的なチート主人公+ご都合主義展開のオンパレードです。なろうやカクヨム発のweb作品に慣れ親しんでいるとお馴染みのテンプレつなぎ合わせに気づくと思います。

王国経営とタイトルにあったのでので生産・流通とかの創意工夫を期待して読んでしまったんです。私の期待した方向が間違っていたんですよ。中身は優秀な精霊のパワーであっさり情報収集完了。分析も完了というお手軽展開が基本の流れでした。作品を通して苦労のかけらが見えたのは、食料調達くらいだったかも?

もっとダメだと感じたのは、王国制のファンタジー要素を出しながら現代的な考えが、中途半端に混じって設定の軸足がブレブレになっているところです。グルタミン酸とかグリセリンの蘇生を理解して合成するテクノロジーがありながら戦場では、剣で争って決着をつけるとかどういう世界の成り立ちをしていったのでしょうか……

webならともかく受賞作で書籍化作品なんですよね。お手軽展開が好きな人なら、と最初は思いましたが、もっとマシなのは多いので正直なところそんなにオススメできません。

ノベルゼロ

Posted by kyoikyoi