辞令 王子征四郎、高校入学を命ず【ラノベ感想】
辞令 王子征四郎、高校入学を命ず 30歳営業職のスクールライフやり直し
著:鰤/牙
イラスト:ハム
出版:KADOKAWA NOVEL 0
アマゾンのあらすじより
営業二課のエース・王子征四郎は、大規模予算が投入された国家事業“学園都市計画”に参入したい本社より、とある社命を下される。それは高校に再入学し、そこで商機を探ることで―『確かに俺の発案だけど、ただの飲み会での冗談だろーが』受験を経て“本当の高校生”になった王子だが、当然クラスに馴染めず、浮いた存在に。そんな中、降って湧いた新たな商機の可能性を掴むため、王子に難題が下される。それは、王子と同じくクラスでただ一人も“友達”がいないクール系美少女・東十条穂波の“はじめて”になることだった!?30歳おっさんと女子高生が送る、青春リスタートコメディ!
感想
てっきり転生だとか憑依で高校生に戻って、なんだかんだでスクールカースト上位のハーレム生活になるんでしょ?と思い込んで積本としていました。ところが中身は全然違っていて一気に読んでしまいました。こんな良策がこの時期のノベルゼロにあったなんて、もっと早く読んでいれば良かったです。
社畜30歳(DT)が本当に高校生として再入学します。
年齢差15歳もありますから、当然クラスになじむことなどできません。当たり前を当たり前と描写して、高校生とおじさんとの不器用な青春ストーリーとなっています。
表紙絵の美少女と主人公の王子は、子供と大人です。その差を苦労しながら近づけていき、友達へとかわっていく課程はまさに青春モノです。
社畜の使命として、夜は学園で商売の種を探してリサーチや接待を行い、昼は慣れない勉強に苦労して高校生を演じます。その中にチートなど一切ありません。あるのは商社マンとしての経験と、若干の資金力くらいです。
遅い時間にやっているドラマの原作にしたらもっと多くの人に楽しんでもらえそうです。
また読者が学生か社会人かで本作の感想は、大分変わりそうな気がします。
「学校はクソ」この台詞を見て、みなさんはどう感じますか?
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