【ラノベ感想】ある日、爆弾がおちてきて 【新装版】 古橋 秀之 メディアワークス文庫

2022年3月8日

ある日、爆弾がおちてきて 【新装版】
著:古橋 秀之
イラスト:くろのくろ
出版:メディアワークス文庫
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アマゾンのあらすじより
奇才・古橋秀之の不朽の名作が、書き下ろし短編を加えて復刊!
「私、爆弾なんです」–ある日、空から落ちてきたのは、高校時代に気になっていた人とそっくりな女の子で……。奇才・古橋秀之が贈る、すこしふしぎなボーイ・ミーツ・ガール。書き下ろし短編を加えてリバイバル!
もとは電撃文庫から電撃hpに連載された短編6作+書き下ろしで刊行された作品のリバイバルです。メディアワークス版では、更に1作が書き下ろしで追加されています。「"フツーの男の子"と"フツーの女の子"のボーイ・ミーツ・ガール」がテーマってコトで、学校が舞台の作品があったりとラノベっぽいショートショートです。
後書きにある裏テーマの影響で、SF(すこし不思議)な雰囲気が強いです。実際に1作品は、「世にも不思議な物語」で実写ドラマ化されたそうです。
 
私のお気に入りは、2作品目の「おおきくなあれ」です。一時的な記憶喪失(ものわすれ)になって、子ども返りしてしまう風邪に友人が罹ってしまって……というストーリーです。やっかいな風邪の症状で手を焼かされるわけですが、その時にでてきた「自分が知る前の小さい頃の姿を見られて良かった」って感想が印象に強く残っています。いい年の私には良さってのに、とても共感してしまいました。
 
どれも読み応えがあって気持ちがよい読後感です。ツイッターで推されていたので読んでみましたが、納得の作品ですね。良い作品をリバイバルしてくれたなぁと思います。これは令和の現在でも読んでもらいたい名作でした。