世界の闇と戦う秘密結社が無いから作った(半ギレ)【ラノベ感想】

2022年9月4日

世界の闇と戦う秘密結社が無いから作った(半ギレ)
著:黒留ハガネ
イラスト:カット
出版:オーバーラップ文庫

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アマゾンのあらすじより

ある日突然、超能力に目覚めた佐護杵光(さごきねみつ)。
そしてその力を狙う悪の組織が、突如彼の前に現れ――なかった。隣の家の幼馴染が実は退魔師の子孫だと発覚し――なかった! 謎の美少女が転入し――なかった!!
平和過ぎる日常に逆ギレした佐護は、自分自身が秘密結社になる事を決意する。
日本中を探して見つけた有能美女・鏑木栞(かぶらぎしおり)を副官に引き入れ秘密結社「天照」を創設、資金調達事業も成功。
蓮見燈華(はすみとうか)、高橋翔太(たかはししょうた)という新メンバーも加えたところ、ついに世界を滅ぼす魔王が現れ――なかった!
そこで佐護は、とある計画を思いつくことになり……?
ひとりの最強能力者が紡ぐ、圧倒的マッチポンプギャグコメディ、開幕!!

感想

タイトルだけを見ると世界の闇と戦うために、秘密結社をドタバタしながら作って世界を救う話なのかな?と思いきや全然違うジャンルのストーリーでした。あらすじの通り秘密結社を作るにとどまらず、秘密結社と戦う敵までデッチあげてしまって、全力で世界を救うヒーローごっこに興じるコメディです。
世界を救う側でなく、世界を操る側でもない。まさかそうもって来たかと予想の数段上を超える展開でした。
 
 
そして登場するキャラも皆強烈なインパクトを残してくれて面白いです。2巻目の表紙に書かれている少女は、仏門に帰依した仏教系少女です。それなので数珠と仏像をもっている姿なんです。
どのキャラも強い個性をぶつけ合って、読み甲斐のあるコメディ作品です。
ドンドンと派手になっていくヒーローごっごは、テンポの良い文章できれに積み上げられていくのでとっても読みやすいですよ。
 
 
なんかことある毎に読者の意表を突いてきて、どうにかして楽しませようとするしてくれるので良いですね。各所で好評なのも納得です。
 
私は独白系主人公の物語があまり好きでなく、1巻目50ページ目くらいまでは うーん……でしたが、キャラが増えてかけあいが盛り上がるシーンでイメージが一変しました。2巻冒頭のような三人称視点の展開のあたりまでくると、ストーリーにつかまれて一気に読んでしまいました。
 
マンガになっても面白そうな作品なのでコミカライズも楽しみです。
 
 
 
 

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