悪役令嬢レベル99 ~私は裏ボスですが魔王ではありません~ 【ラノベ感想】

2022年5月6日

悪役令嬢レベル99 ~私は裏ボスですが魔王ではありません~
著:七夕 さとり
イラスト:Tea
出版:カドカワBOOKS

 

アマゾンのあらすじより

RPG系乙女ゲームに悪役令嬢ユミエラとして転生した私。でも実はユミエラは、本編ではショボいが、エンディング後には裏ボスとして再登場し勇者と渡り合うキャラで――つまり超絶ハイスペック! ついゲーマー魂に火がついて鍛えた結果、学園入学時点で私はレベル99に達してしまっていた。
 ゲームのストーリーには関わらず目立たず平穏に過ごすつもりが、入学早々レベルがバレて、ヒロインや攻略対象達には魔王と疑われてしまい……!?

感想

ゲームの裏ボスにゴリゴリのゲーマー(ただし常識は未所持)が転生するライトコメディです。レベルカンストして規格外な力を非常識+無表情でぶちかますのは、面白かったです。
主人公の黒目・黒髪は、作中の魔女がもつ外見と一致して忌み嫌われています。それで幼少期も孤独に育っているんです。この時主人公は、転生してきてます。
だからってどうしてそうなったのかレベル上げに邁進です。ソロでダンジョン攻略をしてレベル99になってます。本当にどうしてそうなった……

学園に入っても魔女の外見+レベル99で完全に魔王扱いをされちゃいます。そんな彼女に乙女ゲームの主人公と王子様達がからんできて……とコメディのテンポが良くて面白かったです。主人公が強すぎて制御不能ってのが、どうオチに繋がるかが気になって最後まで楽しかったです。
乙女ゲーっぽさは感じませんでした。舞台の導入が乙女ゲーってところで本作一番の魅力は、主人公ユミエラのいかれっぷりです。

ユミエラさん暴走の数々

・効率がいいからと裏ダンジョンにアタック
・経験値効率がいいから当然ソロ
・死亡回避のアイテムなんて甘え。女は黙って経験値upアイテム
・敵をさがす時間が非効率だから魔物呼びの笛ふきまくり
・手足なんて飾り。死ななきゃ回復魔法で無問題

終始こんな感じです。マスコット的なペット枠も登場するんですが……やっぱり斜め上です。主人公視点ではとても愛らしく、周囲からはドン引きのマスコットです。なんだかんだと愉快な面々です。

 2巻目の感想

1巻目は乙女ゲー転生のお話でした。続いての2巻目はうってかわってラブコメ風ファンタジーでした。1巻目のラストで地方貴族のパトリックから愛の告白をうけてまんざらでもない主人公は、そのまま恋のステップアップです。
主人公の前世は、インドア女子大生で多少の常識を身につけていたはずでしょうが、2巻ともなると常識を完全に投げ捨ててます。パトリックくんが積み上げる恋愛フラグを主人公が、片っ端から折っていくラブコメです。パトリックがんばれ!

そのかたわらブンどった領地の経営なんてお仕事も増えて、「農地がなければ、山消し飛ばして農地したらいいじゃないの」式なパワー型経営もやってたりします。1巻目と雰囲気がわかって新たな面白さの2巻目でした。

3巻目の感想

 3巻目も読みました。レベル99で極まったんで神様が登場です。ユミエラの実力に見合った相手で、戦闘シーンは派手派手でした。すごくファンタジーしてました。
そして紹介しそびれていましたが、本シリーズには、ユミエラに並んでインパクトがあるキャラがいます。それは侯爵家のエレノーラ嬢です。金髪縦ロールです。意地悪キャラとおもわせて本作でトップクラスの善人です。そしてアホの子です。朴訥で素直で愛すべきアホの子です。
彼女と神様のアホなかけあいも面白かったです。

4巻目の感想

 4巻目も読みました。隣国まで足を伸ばしてユミエラ野放しな巻です。安全装置のパトリックがないユミエラは、完全に世界を滅ぼす裏ボス状態です。世界は破滅から護られるかドキドキの展開でした。滅ぼすかも?って存在が、主人公なんですよね。そこが本作の面白いところです。
そして乙女ゲー本来の主人公アリシアも帰ってきます。彼女の成長っぷりも注目です。
 
 
 
 
 

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Posted by kyoikyoi