リワールド・フロンティア【ラノベ感想】

リワールド・フロンティア
著:国広 仙戯
イラスト:東西
出版:TOブックス

  リワールド・フロンティア

アマゾンのあらすじより

「あ、あの、パーティーに入れてもらえないでしょうか?」
終末戦争から千年後の世界。浮遊島から月まで屹立する塔の遺跡「ルナティック・バベル」。
そこを調査する探検者【エクスプローラー】の剣士・ラトはいつも一人ぼっちだった。弱気な性格と見かけだけの大剣、効率の悪い支援術式のせいで、どこのパーティーにも入れない。
だがある日、偶然出会った不思議な少女の一言が少年の運命を切り開く――「おぬしは、妾の〝トモダチ〟となるのじゃ! 」。
世界の最前線を攻略せよ! 【リワールド・フロンティア】
覚醒直前の超絶エンハンサーと、現人神の少女が放つ、胸熱のダンジョン・ファンタジー!

感想

ラノベのスペースでTOブックスの面白かった作品という話になり、夏鎖さんのオススメだったこちらを読んでみました。SFな世界でバトルマシマシ、主人公と少女のバディ要素と面白かったです。男の子ってこういうの好きでしょ?がいっぱい詰まっていました。電撃文庫のSFファンタジー好きな人には、特にハマりそうです。

ギルドにダンジョンがあって、さらには過去の遺物な軌道エレベータやロボットまで出てくるSFファンタジーな世界観です。最初はフルダイブMMOみたいなゲーム世界かな?とも感じましたが、そういうではなく純粋にSFファンタジー世界でのお話した。ものすごくゲームっぽい世界で、世界の創造主は何者なのか気になるところです。
スマホゲームとかを遊んでいてゲームの予備知識があると、ものすごくテンポよく読み進めるだろうと思います。

 

この作品のテーマといえるのは、相棒との冒険です。主人公は探検者のラグディスハルトです。彼は一般だとハズレ育成扱いされてしまう支援術式のスペシャリストです。所持魔力が特に少ないので、初級術式と支援術式を駆使して立ち回るテクニカルなタイプです。
それゆえに特化能力を求められるパーティでは、彼を必要とされることがなく「ぼっち」とまで言われる日々でした。

そういったときに出会ったのが、のじゃ口調の神秘的な娘、小竜姫ハヌムーンです。実をいうと彼女は、現人神と呼ばれる神様の一柱です。その彼女の目的というのが、トモダチを得ることだったりします。偶然か運命か二人は出会って、ラグとハヌの最強コンビが誕生するんですね。

 

強くなりたいと努力を重ねるラグに対して、全力を出すと力が強すぎてダンジョンごと破壊してしまうため、力をセーブしないとならないハヌ。見事に互いを補い合うラグとハヌの対比が、面白かったです。
ちなみに主人公が弱キャラ扱いされるのも最初だけです。天才的な支援術式の活用を駆使して最強へ駆けあがっていきます。
強敵とのバトルの数々なんかも目が離せない作品です。

 

2巻目の感想

ラグとハヌの2人ギルドへ参加希望者がやってきます。それは幸薄げな美女ハンドラーのロルトリンゼです。
ハンドラーは倒した敵を使役するポケモンマスターみたいな職です。ソロ向きな能力で支援術式使い同様、パーティーでは敬遠されがちです。
そして何やら深い事情があるのか、ギルドにいれてくれたらラグの愛人になってもよい、とまで言い切ってくる覚悟の決まり方です。なにが彼女をそうまでされるのか? そしてハヌとの関係がどうなるのか? 面白い2巻目でした。

ちなみに1巻目でラグは、とんでもない大失敗をしでかしたりしています。ハヌを悲しませてしまっているんです。そしてその時の失敗を反省して今度は、正しい道へと進んでくれたんです。ここは嬉しかったですねぇ。
冒険に出てもし失敗しても、それを乗り越え成長していく。バディでの成長や絆の深まりが良かったです。

 

3巻目の感想

2巻目を上巻とすると下巻みたいな3巻目です。ロルトリンゼ加入の背景となるエピソードが掘り起こされて、一気に物語がクライマックスへと駆け上がっていきました。
もう一進一退バトルにつぐバトルですね。3巻目はずーっとクライマックス戦闘を続けているような熱い展開続きです。息つく暇もないとは、まさにこのことです。バトル展開が好きな方ならきっと好きなる巻だと思います。

 

2020年とか21年ごろのTOブックスは、バトルたっぷりな作品は少なく新鮮で面白かったです。



 

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Posted by kyoikyoi