ブックマートの金狼【ラノベ感想】
ブックマートの金狼
著:杉井 光
イラスト:片岡 人生、近藤 一馬
出版:KADOKAWA NOVEL 0
アマゾンのあらすじより
東京・新宿のど真ん中に位置する『くじら堂書店』店長を務める男・宮内直人はかつて伝説的チームを率い、裏社会にまで名を轟かせた元トラブルシューターだった。そんな彼の元に、久々の《トラブル》が舞い込み……?
感想
まず印象としてラノベではなく、読みやすいミステリー小説の位置づけっぽく感じました。ラノベっぽくありません。それだけに文章・構成がしっかりとしていて、トラブル解決の依頼を進めるうちに新たなトラブルが次々と舞い込んでいき最後は、読者を驚かせてくれる展開となります。
あらすじに主人公は元トラブルシューターとあります。しかし読んでいると、元半グレ集団のリーダーが近い表現に思われます。だから荒事になれていても超人ではありません。一般人の枠におさまっていて主人公無双もハーレム展開もなし。ノベルゼロらいし良作で面白かったです。
ちなみに挿絵も扉絵もないのでイラスト(デッドマン・ワンダーランドの人)を見たい場合は、帯カバーをなくさないようにしましょう。
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