蒼焔の魔女【ラノベ感想】

蒼焔の魔女
著:一二三
イラスト:かわく
出版:TOブックス

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アマゾンのあらすじより

クマに食べられ孤独に死んだ女性は、ひとりぼっちの少女・フィオレとして異世界で目を覚ます。 神などいない、都合のいいスキルもない、頼れるのは己のみ!  前世のサバイバル知識で罠を張り、魔の森での狩りで生計を立てる中、侯爵家の少女・ルナリアを暗殺者から救ったことで “魔法"の存在を知ることに。 科学を応用して、ショボい技を強大な術式に進化させる日々が始まった。 だが、二人の身には着実に魔の手が迫り……!?  「ひれふせ! 私の最強魔法に」 しぶとく、賢く、容赦なく! 魔法を極め太陽【恒星】さえも創り出し、国の守護神へと成り上がる! 天災少女が大陸最強へ至る、魔女戦記ファンタジー!

白焔の魔女フレイアの養子となったフィオレは、野生児から一転、ピーシス家の貴族子女として教育を受けることに。 だが、それは一筋縄ではいかない茨の道だった。 門外不出かつ一子相伝の魔法“白焔”の後継者となるため、紅蓮の騎士や、百戦錬磨の猛将といった猛者に術式の才を認めさせなければならず……!?  無詠唱発動、魔獣の血による増強【ドーピング】、サバイバル知識を振り絞り、風魔法の限界突破へ! 「覚悟はよくて? 伝説の戦士【おじい】様」 可愛く、正しく、容赦なく! 千変万化の属性を司り、王国最強一家の愛娘となっていく!  天災少女が大陸最強へ至る、魔女戦記ファンタジー第二弾!

感想

主人公のフィオレは幼女でありながら敵に対して容赦ありませんでした。大規模会戦を圧倒的な魔法で焼き払う戦記への期待がたかりますね。強い女性主人公ものが好きな方にオススメします。

 

1巻目と2巻目が同時に発売となったTOでも珍しい作品です。

本作の1巻目は森でのサバイバルが延々と続きます。貴族の子女として魔女の片鱗をみせつけていく、表紙に近いイメージは2巻目から始まる展開となっています。

これはもう編集部の英断を感じますね。一気に読まないと作品のイメージが変わっちゃいそうですし、よくぞ2冊同時でだしてくれました。

 

1巻目のサバイバルの場面は転生して、スキルなんて存在せずお手軽な世界じゃないことを教えてくれます。ルナとであって魔法を覚えてからは、試行錯誤をくりかえしていく展開です。魔法イメージからのこじつけや大喜利は通用しません。
だからサバイバルでの創意工夫をしたシーンが繋がってきて、自己流で魔法を習得したフィオレが魔女として今後成長していく姿へと重なってみえました。

この作品はけっこうウンチク語りが多かったりします。このあたりは好みが分かれるとして、ウンチクが多いということは作中世界がしっかりしているということでもあります。
私がよんでいて「どうして?」と気になった背景はことごとく説明してくれました。ですから戦記の戦場シーンもしっかり描いてくれるんじゃないかと楽しみにしています。

 

あとですね主人公のフィオレ、転生した日本人には珍しく敵に容赦ありません。生前も狩猟採集で大自然になれていたためなんでしょうかね。

1巻目でお決まりのように生活基盤が安定すると襲撃イベントがあります。このときにトラップをしこむんですけど、ロープを張るなんて優しさじゃなく、ベトナム戦争の致死性バンジートラップを大量にまいてます。
とどめを刺すことにためらいなしです。転生後の葛藤をせず割り切れるフィオレはかなり独特なキャラじゃないかと思います。

おそらく戦場でも同じように大暴れるんでしょうね。普通の令嬢ものとは違うんだというのを1巻目で感じさせてくれました。

 

2巻目で魔女フレイアの養女になってからは令嬢転生っぽさがでてきます。それでも養女になったピーシス家は「なめられたら殺す」を実践する武闘派そろいなだけに好戦的な令嬢展開です。
フレイアからして旦那なんて殴って躾けろ派で、本作の女性陣はことごとくたくましいです。強すぎてたくましすぎる女性なのも、ここまで勢揃いすると楽しいです。

魔女のフレイアなんて強くてカッコいい女性すぎて、彼女視点のサイドストーリーがあったら是非よんでみたいですよ。私の一押しキャラです。

 

まあこんな脳筋な環境はどう考えてもフィオレの教育に影響を与えるでしょう。フィオレがどんな天災少女に育っていくのか楽しみです。

 

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Posted by kyoikyoi