僕専属のJK魔女と勝ち取る大逆転【ラノベ感想】
僕専属のJK魔女と勝ち取る大逆転<ゲームチェンジ>
著:六升六郎太
イラスト:装甲枕
出版:HJ文庫
アマゾンのあらすじより
魔法が実在する世界。魔法の乗り物を用いたレース競技で、かつて「最強」と呼ばれながら引退した少年・明日葉進也はある日、東雲早希という魔女と出会う。自分とペアになってレースに復帰してほしいと進也に頼む早希だが、魔女の才能に恵まれなかった彼女の魔法は「進也に3秒先の未来を見せる」だけのささやかなものだった。しかし彼女の魔法に意外な可能性を見つけた進也は、伝統あるレース「大如月祭」での一発逆転を目指す――!!
魔女のほうきを模したエアバイクっぽいほうきで、町中を駆け回るエアレースの物語です。色んなギミックが配置されたレースは、魔法と操縦テクニックを駆使した駆け引きがあって熱かったです。町中に浮かぶリングを順番にくぐり抜けるスピード勝負が基本なのですけれど、リングは全部くぐらなくても良く数個はミスが認められる = 意図的にくぐらなくてもよい、とレースに戦略性があります。
また魔女の魔力で飛んで、操縦は操縦する仕組みになっていています。必ず魔女と人間がペアで協力しあうですね。そして魔女がいるので魔法もあるよねで、強化魔法をかけて体当たりしたり、破壊魔法でふっとばしてもOKとレースは派手派手です。あ、町中に雷を落としても何の問題もないのでご安心ください。不思議フィールドでレースの出場者や街に被害は出ません。その代わりほうきはシッカリ壊れて、ほうきがこわれると失格ってレギュレーションです。
レースのシーンは面白かったです。そこに至るまで主人公と魔女のあれこれについて、色々とあったはずなんですが、私にはお互いに相手のことを異性と意識する場面に唐突っぽさを感じてしまったり、主人公が好意を寄せる幼なじみに、よそよそしい対応とり続けるあたりとかで、イマイチ感情移入しきれませんでした。なんかペア全くもって組んででもらえない幼なじみが可哀相でねぇ…
レースの仕組みがギミック多く駆け引きが熱いので、一番そこの印象は強くて良かったです。レースシーンが凝ってたのでもっとあったら嬉しかったです。
同レーベルの感想も読んでみる
Visited 15 times, 1 visit(s) today
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません