デッド・オア・ヴァンパイア【ラノベ感想】
デッド・オア・ヴァンパイア
著:スズキ ヒサシ
イラスト: 瑠奈璃亜
出版:KADOKAWA NOVEL 0
著:スズキ ヒサシ
イラスト: 瑠奈璃亜
出版:KADOKAWA NOVEL 0
アマゾンのあらすじより
吸血鬼が闇に紛れて跋扈する現代、東京。ある日、私立清蘭女子高等学校で奇妙な集団溺死事件が発生する。吸血鬼の犯行と断定した警察は、あるヴァンパイアハンターに捜査協力を依頼する。その男は、人間と吸血鬼の混血“ダンピール”の息子を持つ、高野麻績だった。彼は事件を追う、息子のために、そしてかつて想いを向けてきたあるヴァンパイアを探すために。謎と思惑、そして親子の絆が交錯する―ヴァンパイアミステリー&アクション、開宴。
感想
だいたいのはアマゾンのあらすじに描かれているとおりの展開です。
ヴァンパイアハンターが吸血鬼の痕跡を追っていき、時に欺かれ、時に手下を倒し挽回しと徐々に真相に迫っていきます。事件を調査して真相に迫っていく作品にとってお手本のような面白さがある小説です。
いつダンピールからヴァンパイアに変化してしまうか葛藤しながら吸血鬼との追跡劇は、やはり面白いですね。登場人物が多くないため、キャラのイメージもつかみやすく読みやすいです。王道の展開です。アッと驚かせるようなキャラとか展開で揺さぶってくるというより、じわじわとどのページを読んでも面白さが続くタイプです。
贅沢をいえば続刊への布石と思われますが、謎を残しての引きで終わっています。単巻での余韻としては、気になる謎だったのでもうちょっと書いておいて欲しかったです。
ノベルゼロ初期作品らしい良作です。
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