銀河を診るナイチンゲール【ラノベ感想】
銀河を診るナイチンゲール Dr.マイロンの病診推理
著:鳥村 居子
イラスト: 凪良
出版:KADOKAWA NOVEL 0
著:鳥村 居子
イラスト: 凪良
出版:KADOKAWA NOVEL 0
アマゾンのあらすじより
病は最大の敵にして最高の友。銀河一の時限式メディカルミステリ!
銀河一の診断医にして、最悪のお尋ね者、マイロン。「病こそが唯一にして最大の友」と豪語する彼は、今日も強引かつ独善的な手段で患者を診断し、宇宙に騒乱の種をばらまいていく――。
感想
初めの数10ページまでが一番楽しめました。
古き良きスペースオペラを思い起こさせる、星々を股にかけた物語。
異星人・異文化・異環境で発生する奇病を謎解きながら解決していく!
しかも書き出しは絶体絶命からスタートし、回想の形で初期ストーリーがはじまり期待が嫌がおうにも高まるんです。
それだったのに結果は、残念きわまりません。スペオペで期待してしまう知恵と知識を駆使する展開とか、危機回避でのヒーロー的な活躍とかがないんです。病気が発生した原因も、解決するための処置も、都合が良すぎる便利アイテムのたった数行で説明がおしまいです。まるでテンプレにならったweb投稿作品みたいな展開です。全話とも同じ解決策は同じパターンです。
これを古いSFのようなフォーマットが固定された展開の作品と受け取ると私の印象とは、異なってくるのかもしれません。私はこれまでのノベルゼロ作品の延長で受け止めたのでお勧めしにくいって感想になっちゃいます。ストーリー構成が合わなかった分、せめてキャラの掛け合いが面白いなどラノベ的な面白さでもあれば……
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