売れ残りの奴隷エルフを拾ったので、娘にすることにした【ラノベ感想】
売れ残りの奴隷エルフを拾ったので、娘にすることにした
著:遥 透子/
イラスト:松うに
出版:KADOKAWAの新文芸
アマゾンのあらすじより
不器用なパパと純粋無垢な娘の、ほっこり優しい疑似家族ファンタジー!
エルフの少女が奴隷として売られているのを目撃した主人公・ヴァイス。
その少女が、単なるエルフではなく絶滅したはずの希少種【ハイエルフ】であることに気付いた彼は、少女を購入し、娘として育てることを決意する。
はじめての育児に翻弄されまくりのヴァイス。それでも、奮闘の甲斐あって、ボロボロで言葉も話せなかった少女は元気な姿を取り戻す。名前は初めて喋った言葉にちなんで「リリィ」に決定。
すっかり親バカ化したヴァイスは、リリィを魔法学校に通わせるという目標のために奔走する!
「きょーはにゅうがくしきー りりーまほーつかいになるー♪」
「…………悪くないな、こういうのも」
不器用なパパと純真無垢な娘のほっこり疑似家族ファンタジー、はじまります。
感想
幼女エルフのリリィが可愛すぎました。ヴァイスが親バカな育児パパいなるのも分かります。
庇護欲を全力で満たしてくれ面白かったです。リリィかわいかった!。
リリィかわいい。その一言につきますね。
「奴隷エルフを拾ったら懐いてくれた」って定番だと分かっています。それでもリリィかわいいでOKと思えてしまえる作品です。
だって表紙イラスト見てくださいよ。ね? かわいいでしょ?? はい、かわいい。
これですよ。奴隷として心を閉ざしていたリリィが、心を開いていくんです。そして最終的には、かけがえのない親子となっていくんですよ。「パパ大好き」とかなるんですよ。
こういうのを読みたいに全力で応えてくれて最高でした。
例えば会った当初のリリィは、無表情な人形みたいだったんです。お腹をいっぱいにさせて、お風呂に入れて綺麗にして、服を着せても何の変化もなかったんです。
でもそんな平和な日が続けていたら変化が出たんです。そう寝ているときのリリィが、ヴァイスの服の袖をつかんでくるんですよ。
こんなの最高じゃないですか! 作者さんよく分かってくれている。
うんうん。こんなリリィみたいなパパ思いな娘がいたらヴァイスじゃなくなって親バカになって当然ですよ。リリィのためにやりすぎちゃう、ヴァイスの親バカっぷりも楽しかったです。
あとはヴァイスに片思いの可哀そうなジークリンデです。思いっきりこじらせてますね。しかもヴァイスときたらジークリンデからの思いだけには、鈍感だからまだまだ苦労しそうな2人ですね。
片思いの相手が帰ってきたら子持ちだったとかハードモードです。ジークリンデとヴァイスの縁もまた気になります。
うちの娘はかわいいを全力で感じさせてくれました。リリィ、マジ天使!
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