放課後の厄災魔女【ラノベ感想】
放課後の厄災魔女 ~ちやほやされたい先生の嫌われ生活~
著:てにをは
イラスト:パセリ
出版:KADOKAWA NOVEL 0
アマゾンのあらすじより
人々に感謝され、頼りにされたくて高校教師となった青年・助。ある日彼は、災いをもたらす魔女・レクラハによる事故に巻き込まれ、何故か彼女の身体を手に入れてしまう。そして中身は自分一人のまま、2つの身体を行き来して学校教師と魔女の二重生活を送ることに。そんな状況に助は、これなら魔法で人助けができる!と喜ぶが―なんとレクラハの身体は“人々から恐れ嫌われる”ことが魔力の源だった!自分の望みとは相反する、矛盾した状況に頭を抱える助。そこへ、異世界から次々とレクラハを追って魔女たちがやってきて…?好かれ嫌われ大忙しな学園魔女コメディ、開幕!
感想
ノベルゼロ作品を読み始めた頃に、パセリさんのイラストに惹かれて買いました。
ハーレム+最強主人公+コメディタッチのかるい掛け合いの歯車が、回ってこれまでのノベルゼロ作品と 全く異なる方向性の作品となっています。挿絵の雰囲気も従来のラノベに寄せてきているように見えます。
ストーリーの大きなところは、周囲から褒められたくて善行をつみたい主人公・助と、周囲に畏怖・憎悪されることで魔力がたまる能力の魔女とのかけあいです。相反した目的と魔女たちの非常識さが前面に出たスラップスティックな作風です。(肌色成分も多いですよ)
個性的で魅力的な美女がドンドン出てくるのも本作の魅力です。かけあいの勢いが良くおもしろいんですけど、さすがに新キャラが登場するペースが速すぎませんかね?キャラの掘り下げがとにかく不足しています。せっかく良さげなキャラなのに……。面白くなる題材を持ってきているだけにものすごく勿体ない内容です。
ある意味マンガ向けな本作かもしれません。マンガなら丁度良いテンポに思えます。
ラノベなら1冊あたりキャラの登場は1-2人くらいが、丁度よかったんじゃないかなぁ。
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