竜斬りの蜥蜴人【ラノベ感想】

竜斬りの蜥蜴人
著:東出祐一郎
イラスト:TERU
出版:GCノベルズ

  lozardman

アマゾンのあらすじより

冒険者が斬り殺された!下手人は、森からの立ち退きを拒む古老の剣豪。「サツマ」の称号を冠する難敵を誰もが恐れるなか、一人の新人冒険者が手を挙げた。手には苗刀、肌は鱗のリザードマン、扱う技は――倭刀術。対するは、三尺野太刀を蜻蛉に構えるゴブリン――野太刀自顕流。エルフが、ドワーフが、ゴブリンが、その他あらゆるファンタジーが溢れる世界で、天然理心流が、柳生新陰流が、野太刀自顕流が、その他あらゆる流派魔剣が火花を散らす。血風吹き荒れる剣劇ファンタジー、ここに開幕!

感想

野太刀次元流の小鬼人 VS 倭刀術の蜥蜴人、勝利はどちらの手に?

剣と魔法のファンタジー世界に実在する剣術をミックスです。小鬼人や蜥蜴人、竜人といった亜人が剣を修めるとどれほど強くなるのか? 剣のみで魔法やモンスターに打ち勝てるのか? 
ワクワクするようなロマンの塊で面白かったです。

 

なんといっても剣戟バトルの描写がカッコいいんです。主人公の蜥蜴人、ガラ・ラ・レッドフォートは剣の達人です。
で達人の立ち会いですから一瞬で決着がついてしまいす。

抜刀から間合いを計り、互いの手を読みあっての睨みあう。そして一度、刀が交われば勝者が決まります。
まさに真剣勝負です。
ヒリつくような死合の緊張感と駆け引きはたまりません。

バトル好きな方にオススメしたいですね。傷を負っていきながら奥義をぶちかますフィンクション映えする戦闘は、そこまでおおくありません。
先手の一撃が決定的な差となり、瞬時に敗者を切り捨てるスピード決着です。このあっさり具合がかえって立ち会いの緊迫感に繋がり、すごく剣劇の面白さを増しているように感じました。

 

しかも作中の剣術は実在するものが多いです。

主人公の倭刀術は、るろうに剣心に登場する雪代縁と同じ流派で主人公だけは創作だと思ったら、なんと明の実在していました。その他、天然理心流、北辰一刀流、柳生新影流、薩摩次元流とおなじみの剣術オンパレードです。

こんなの最強は誰だ?って気にってしまいますよね。

 
 
そこで本作は最強の剣士を決める戦いのお話しかというと、それだけじゃありません。
 
ファンタジーらしく冒険者としての活動もしっかりとあり、全く飽きることなく読みきってしまいました。
ソロプレイからパーティープレイ、そして討伐ミッションにシティーアドベンチャー、ダンジョン攻略と王道ファンタジー展開をこれでもかって楽しませてくれます。まるでTRPGをみているかようにバラエティー豊かな展開は楽しかったです。
 
 
なにしろ主人公は蜥蜴人ですからね。表紙に映る強面のモロ武人です。
信義に厚く復讐を誓った竜切りです。あきらかに不器用な漢ですよ。
 
 
こんなの熱いに決まっています。
そうです。熱くてワクワクする剣戟冒険譚です。
 
講談調の文体で語られる龍切りの蜥蜴人をどうぞよんでみてください。
 

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Posted by kyoikyoi