悪役聖女のやり直し【ラノベ感想】
悪役聖女のやり直し ~冤罪で処刑された聖女は推しの英雄を救うために我慢をやめます~
著:山夜みい
イラスト:woonak
出版:Kラノベブックスf
アマゾンのあらすじより
「これより『稀代の大悪女』ローズ・スノウの公開処刑を始める!」
聖女として長年頑張って来たのに、妹に冤罪をかけられました。
助けてくれる人は誰もおらず、むざむざ殺されてしまいます。
目覚めた時、なぜかわたしは二年前の秋に戻っていました!わたし、もう我慢しません。
嫌な仕事はやめます。わたしを虐めた奴らは許しません。
聖女として戻ってきてほしい? もう遅いです。
自業自得ですよね。あなたたちは勝手に破滅してください。わたしは今、推し活で忙しいので。
死神と呼ばれる冷酷な公爵様と一つ屋根の下なので。ふふ。
邪魔をする輩はどんな手を使っても排除しますね。
推しを救うためならどんな手だって使っちゃいますから。
感想
他の方の感想で「感情をぐっちゃぐちゃにされる」という反応をいくつか見聞きして読みました。
私もおなじくです。終盤のアレなんですか?
上げて落として、上げて落として。感情ぐっちゃぐちゃにされました。しかも物語の展開がどうなるかも全然読めなくて、最後の最後まで引きつけられる作品でした。
こんなの想像つきませんよ。
序盤は安心のやり直し展開。
そしてやり過ぎなぐらいにギルティアを全力推しするコメディ展開。
その後にやってくるシリアス展開に重々感情の展開。
なんというジェットコースター!面白かったです。
ローズの一途すぎる推しは、過去のあんなのが関係していたんですね。
最初は孤高の存在だった『死神』ギルティアが、ローズの思いに触れて人間味を取り戻していくの良かったですよ。ギルティアときたら自分一人で背負いすぎてしまっているんです。
まぁ自分と同じ強さをもったものがいなから仕方ない面もありますが……、チームメイトからしてみたら寂しいですよね。
だからこそ「人類みんなでギル様の推しになろう大作戦。」をたてたローズ、グッジョブです。
あらすじの想像を超えてくる怒濤の後半が、とくに面白い作品です。感情を上げて落としてな作品と聞いて、どんなんだろ?と興味を感じた方へオススメしますよ。
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