メイド喫茶ひろしま【ラノベ感想】
メイド喫茶ひろしま
著:八田モンキー
イラスト:shirakaba
出版:ぽにきゃんBOOKS
アマゾンのあらすじより
広島にひとりの伝説の少女がいた。真っ赤なバイク-CB400FOURを駆り、“赤ヘルの多麻”と恐れられた彼女の名前は、滝本多麻。熊をも倒す腕っ節と、情の厚さで他県にまで、その勇名を轟かせた彼女を、突然の不幸が襲う。育ての親でもある祖父が、東京で倒れたのだ。祖父の治療費と、彼が営んでいた喫茶店の借金返済のため、多麻は謎の美少女、遠山葉月の助言で、メイド喫茶の経営に挑むが……。欲望うずまく池袋の繁華街を舞台に、萌えと人情、愛とアクションが交錯するメイド喫茶ひろしま、本日開店!
感想
こってこての広島ネタを織り込んだメイド喫茶って、ネタの勢いがすごい作品です。前半のたたみかけるような広島ネタの数々は声を出して笑ってしまいました。広島カープにお好み焼き(not広島焼き)、仁義なき戦いと広島といればって定番ネタをこれでもかと押し込んできてます。表紙からして主人公が赤ヘルとお好み焼きを両手に持っているイラストです。ネタはやりたい放題で、仁義なき戦いのネタの、"広能昌三"とかも出てきますが、何年生まれの読者層を想定したのでしょうね……
主人公は滝本多麻、広島では"赤ヘルの多麻"の恐れられる猛者で、色々あって東京でメイド喫茶を経営します。銀行からの借入を返すために喫茶店を流行らせて、借金を返すのが物語の目標です。
きちんと目標にむかってストーリーは展開しますが、目を引くのは勢いです。多麻が話す広島弁のインパクトがとにかく強いです。可愛い女の子が「~~じゃけぇ」とか「~~」とか、言いながら強引に引っ張っていく勢いが良かったですねぇ。方言は広島ネイティブの観修を受けた本格派です。
タイトルは①となっていますが、続刊はでていません。その代わりに1巻目でアクション+女の子同士の友情(?)の盛りだくさんの内容をオチまで含めまとめてくれています。単巻作品としても十分たのしいですよ。
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