異世界メイドの三ツ星グルメ【ラノベ感想】

2023年10月28日

異世界メイドの三ツ星グルメ 現代ごはん作ったら王宮で大バズリしました
著:モリタ/
イラスト:nima
出版:Kラノベブックス

  異世界メイドの三ツ星グルメ

アマゾンのあらすじより

異世界に生まれかわった食いしん坊の少女、シャーリィは、ある日、日本人だった前世の記憶を取り戻す。ハンバーガーも牛丼もラーメンもない世界に一度は絶望するも「ないなら、自分で作るっきゃない!」と奮起するのだった。
そんなシャーリィの噂が広がり、ある日、王宮で働かないかと誘いがくる。豊富な食材、豪華なキッチン設備に目が眩み、王宮に向かったシャーリィはメイドとして、国王に代わり国を治めるウィリアム王子に「おやつ」を提供することに!? クラシカルなお菓子ばかりの中、現代の料理を再現したシャーリィのおやつは王宮に波乱を巻き起こす! モリタ×nimaが贈る王宮お料理バトル開幕!

感想

日本の庶民グルメを前にしたウィリアム王子が、とても美味し美味しいとパクパクするのはよかったですね。気持ちいい食べっぷりです。おやつ時間を楽しみにしている王子様が、かわいかったです。

 

そして主人公のシャーリーも面白いんですよね。

安定の異世界転生主人公なんですけど、日本のジャンクフードが恋しくて、婚約そっちのけで調理に没頭しちゃうような主人公です。無いなら自分でつくれのDIY精神です。
そんな我が道をいくシャーリーは、王宮で働けば役得で豪華な料理も再現できると下心満載で王宮メイドになって、王子のお料理メイドになるお話です。

 

いうなれば日本の庶民グルメ無双ですね。そりゃ美味しいに決まってますよ。パクパクですわ。

口絵では三食パンにチョココロネに王子様がまっしです。その後には揚げたてドーナツもでます。こんなの初めて食べたら夢中になるにきまってますよ。

さらに後半だとハイカロリー&おこさま大好きな料理がでてきます。つぎはどの料理が出てくるか楽しかったです。

 

これ以外にもメイド仲間と時に衝突し、時に協力しあいと交流のシーンもあり読み応えバッチリでした。

 

2巻目はどんな料理が出るんでしょうね。シャーリーの米への執着を見ると……いつかカレーライスも出てくるのかな?王子のリアクションが楽しみです。

 

2巻目の感想

お仕事がある平日によむと癒やされます。

シャーリーも冷静に考えたらヤバいことしてますよね。お子様王子にハンバーガーにアイス&コーラをふるまう。なんて罪深い味を覚えさせてしまうのでしょう……。

そりゃぁとんでもない量のおやつをたいらげる王子の食欲が、止まるわきゃないですよね。満腹までアイスクリームを食べたらお腹ピーピーは必至ですし。王子の食欲とシャーリーの攻防は明るく楽しかったです。

 

そして2巻目で展開されるお料理バトルも良かったですね。料理の味だけでなく食の楽しさで王子をとりこにするのは、ほっこりします。

そして王子がどうしてドカ食いを続けるかの理由もちょっぴりみえて、時々入ってくるハートフルさに癒やされます。やっぱりこの作品の雰囲気好きです。

 

残念ながら米は2巻目でもお預けでした。禁断のカレーライフ解禁は3巻目以降に持ち越しです。続きが楽しみです。

 

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