オーパーツ・ラブ 【ラノベ感想】

2023年1月10日

オーパーツ・ラブ 〜いけません! ファラオさま〜  
著:ゆうき りん
イラスト:酒井 ヒロヤス
出版:スーパーダッシュ文庫

    31HWSEK0TSL._BO1,204,203,200_

アマゾンのあらすじより

御堂獏は、いわゆる“ひきこもり”少年。幼なじみの亜弐をイライラさせつつも、不登校を続けている。ある日、世界を放浪中の考古学教授である父・晩三郎からあやしげな棺が届いた。中から現れたのはなんと、古代エジプトの王女・イプネフェルさま(半裸)だった!?「わらわを甦らせし褒美として、わらわに仕えることを許そうぞ」「あ、ありがたき、幸せ―って、ち、違うっ!」亜弐とペットのみーこもまきこんで、おかしな主従関係が始まった。

感想

美女に囲まれてモッテモテのハーレムストーリーでした。登場人物紹介が見開きのマンガになっていて
そこで登場キャラ紹介兼、本作のハーレムコンセプトが明らかにされます。そこでの登場人物(人?)は6人です。とても伝わりやすいので引用します。
イプネフェル♀ …… 古代エジプトの王女様。獏の手によって(偶然だけど…)3333年ぶりに甦った。王女なのでタカビー。
御堂 獏♂ …… 優柔不断気味の17歳。平和なヒッキー生活を送っていたが…!?
鷹村亜弐♀ …… 獏の幼なじみ。イプネフェルがキライ。
みーこ♀ …… 普段は猫。
アヌビス♂ …… 普段は犬。
 
なんでこんなに一見さえない主人公が、美女にそんなにもてるの?、という2000年代に人気があったハーレム系作品の流れをうけての作品と思われます。幼なじみが唐突に現れた美女、もしくは美少女に引っかき回されヤキモキしてみたり、主人公を取り合ったりと美しい形のハーレムものです。
本作のウリと言えば、健全なエロだと思います。胸チラとか胸モロが定期的にあります。保湿クリームを塗っていたら、思わず柔らかいモノに…なんてのもチャンとあります。そして行きすぎないよう鼻血を出したり、卒倒したりでブレーキをかけ節度を持ったエロになっています。実に美しい様式美です。
 
お話自体は3333年前の王女が復活してみたり、魔法的なちからや呪いがあったり、猫が人になったりとキャラ紹介がページを割くであろう1巻目からぶっ飛び展開です。それでもお話はちゃんとつながっていて、今でも漫画にしてみたらウケるような気がします。
 
この3333年前の王女が同居する無茶苦茶ともいえる設定で、次はどうなっていくか気になりますね。あわせて圧倒的にワリをくっている幼なじみが、今後報われるのかも気になるところです。
あと褐色年上ヒロインってのは、ラノベではまず見かけないタイプだと思います。キャラ目当てを入り口に読んでみるのも良いのではないでしょうか
Visited 7 times, 1 visit(s) today