ぷりるん。【ラノベ感想】
ぷりるん。~特殊相対性幸福論序説~
著:十文字 青
イラスト:ま@や
出版:一迅社文庫
アマゾンのあらすじより
ラブラブ光線絶賛放射中な妹――うずみ(♀)元・天才美少女、自由奔放な姉――綾(♀)みんなのアイドル、気になるクラスメイト――桃川みう(♀)おみ足がステキな憧れの先輩――小野塚那智(♀)彼女たちに振り回される人――ユラキ(♂)ユラキの悩みは今日もつきることなく、“ぷりるん"はまた現れる。十文字青流、新感覚系ラブストーリー誕生!
感想
読んでいてお話の展開があっちに飛んで、こっちに飛んで好き放題に大暴れしているのに、何でかラストでスッとあるべきところに収まる不思議なお話です。後書きで一気に書き上げたとあるので、展開の勢いが凄かったことに納得するとともに、あいかわらずの筆力高さだと感じました。確かに新感覚。
だがカクヨム、「ふわふわハーレムな本格青春ハートフルラブコメディー。」って紹介文はダメだ!
これじゃいらん犠牲者を生んでしまうぞ!!
だってラブコメ的に表紙の4人が主立ったヒロインなんですけど……ラノベヒロインだからぶっ飛んでいるのは普通なんですけど……それにしたって混じっているヤンデレさんの描写が、怖いぐらいに生々しくありませんか?
多感なティーンには、刺激が強すぎませんか?
抑うつ状態に陥ったキャラの描写はやたらと生々しいし、レーベル的にOKなの?と心配になるくらいハッキリと性的描写もあるし、キャラクター紹介に「ぷりるん」としか書かれていない奴がいるし、しまいにゃ帯まで「ぷりるん。……以上。」としか書いてないしとぶっ飛んだ作品です。
コレを読んで内面描写などが秀逸な作品とみるか、とにかく勢いはあるが結局よく分からない作品とみるか、読み手によって大分異なりそうな気がします。
私はすんごいの読んだなぁって気持ちになりました。
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