ラノベのプロ!【ラノベ感想】
アマゾンのあらすじより
アニメがコケた超絶売り豚思考のラノベ作家・神陽太の年収は2500万円。そんな彼は税金対策として雇った幼馴染みの希月結麻と共に、『ある野望』実現のため業界のシビアな金銭事情に真っ向勝負を挑む! 執筆で!
感想
ラノベテイストたっぷりなラノベ執筆を扱った作品でした。女子高生ラノベ作家が家に押しかけてくるとか、どうみても正妻ポジになる幼なじみも登場して可愛い女の子に囲まれてワイワイするのは良いですね。美少女とのテンポの良いかけ合いがあって、楽しく読みすすめられました。
登場キャラで正妻ポジの幼なじみは、中でもとってもいい味を出してくれてます。主人公の良き理解者でいて、周囲からはなんで主人公とくっつかないの?な2人なのに、なんだかんだ理由をつけて恋心には至っていない距離感です。これぞラノベって感じです。
そして幼なじみはラノベは読みませんし、マンガすらもほとんど読みません。主人公が出版したラノベもギブアップして読み切れなかったほどです。冷静な第三者視点から作中に起きるラノベ作家たちの暴走にツッコんでくれます。その上で圧倒的なメインヒロイン力も持っていて強ポジキャラです。
ラノベ制作がテーマなので印税と税金のお話とか、出版部数のお話とか何だかんだで気になる生々しいお話もありますし、厨二必殺技の名前とルビを1つ決めるのに悩み抜く執筆のお話もあります。それから永遠のテーマかもしれない「書きたいものを書く」 VS 「売れるものを書く」のお話もあります。
大勢の人を巻き込んで本になるので、売るために書くってのは心情わかります。それでも純粋に読み手としたら書きたくて書いた、思いがほとばしるような作品を私は読みたいですね。主人公にはその路線を進んでほしいです!
読みやすくて面白かったです。あと主人公が見せるDTムーブがいかにもな感じで、その動きも印象に残ってます。後半に見せる主人公の行動には度肝を抜かれました。
2巻目の感想
1巻目のラストをうけてまさかラノベがテーマの本作で、こんな甘ったるいバカっぷるシーンを拝めるとは思いませんでした。主人公のDT臭に負けず劣らずヒロインもDT臭(?)すごかったです。似たもの何とやらですね。
ラノベがテーマのストーリーの方は、生々しかったです。フィ、フィクションですよね?アニメ化の話とかサインとか打ち切りラインとか・・・本当にそうなのかと感じるほどの迫力でした。
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