ハードボイルド・スクールデイズ【ラノベ感想】
ハードボイルド・スクールデイズ 織原ミツキと田中マンキー
著:鳥畑 良
イラスト: 手島 nari。
出版:KADOKAWA NOVEL 0
アマゾンのあらすじより
小学校を卒業して中学生になった幼なじみのミツキは、すぐにセックスを覚えた。覚えたというか、生活の一部にセックスを取り入れてしまった。実の父と四つ上の兄と寝て、自ら定めたルールに則り、いろいろな男とやってやってやりまくった。もちろん童貞で毛も生えていなかった僕マンキーは、それを聞いて「なんだそりゃっ?」成績優秀で容姿端麗、誰にも支配されず男と寝るミツキと、幼なじみの童貞男マンキーのワイルドな青春。
感想
表紙イラストやあらすじから、セックス・ファンタジーみたいなエロメインの駄作のつもりで読んだのですが、良い意味で裏切られました。しっかりとした読み物でした。
不器用なミツキとマンキーによる個性的すぎる恋愛ストーリーです。物語の端々にラノベ風の独白や、一人突っ込みが入り、軽い文章で読みやすいように書かれています。
その本筋はしっかりした文芸作品です。タイトルと独白なんかを直したら、普通のレーベルでだせるんじゃないかと思います。
まさにノベルゼロのレーベルに私がついつい期待しまう変化球の作品です。
良い作品です、基本的には。ただラストの展開はどうだったのでしょうね。これはあくまで私の好みの問題なのですが、日常にもどり「過去の話は聞き出せないままでいる」的な展開で良かったんじゃないかと、モヤモヤが残る結末でした。
どんなラストか気になった方は、良い作品なので読んでみてください。
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