うちの社食がマズくて困ってます【ライト文芸感想】
うちの社食がマズくて困ってます 総務部推進課 霧島梓の挑戦
著:黒崎 蒼
イラスト:田中 寛崇
出版:富士見L文庫
アマゾンのあらすじより
OL・梓は素敵な社食に憧れ転職。いざ実食! が、社食がマズい……。しかも入社早々「働かない部署」と噂の「働き方改革推進課」へ異動となってしまう。しかし梓は社食への夢を諦めきれず、ある野望を抱くが――?
感想
企業でのお仕事を通じたヒューマンハートフルドラマです。主人公の梓は派遣時代に社食を使わせてもらえなかった逆境をバネに、社食がある大企業に転職を果たします。しかし念願の社食は社員から不評なメシマズでご飯だったんです。いろいろあって梓は、社内でも不人気な総務部に配属となり「働き方にまい進」する…ならば社食改善だ!っのが活躍どころのお話しです。
最初は非協力的な関係者が、お願いの仕方一つだったり工夫を重ねることで協力してくれるようになり、社内人脈が広がる。そうなると色んなことを実行できるようになって次につながっていくと、読んでいての爽快感があります。業務規程とかコンプライアンスとか心悩ます小うるさい話もないので、読んでいて気持ちがいいです。あんまりリアルすぎるのは、いらない過去の記憶を呼び起こします…
社内の課題に対して真摯に取り組むと、周囲が手を貸してくれてみんなが幸せになる。やはりこういうのはいいですね。月曜日もやるぞっって気持ちになれました。
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