小鳥遊さんはラブコメ勉強中!【ラノベ感想】

2023年1月10日

小鳥遊さんはラブコメ勉強中!
著:高橋徹
イラスト:ぐれーともす
出版:LINE文庫エッジ
51xqmvJ0a2L._SX346_BO1,204,203,200_

アマゾンのあらすじより

小鳥遊璃子。知的な雰囲気の漂う同僚で、テキパキと仕事をこなしてみんなに頼られている。
そんな小鳥遊さんとレンタルビデオ店ののれんの奥でばったり!普段はクールな彼女だが、どういうわけか人妻ものを見てハァハァしていて……。何故か流れで擬似恋人に!?
小動物っぽい敬語ヒロインに癒されっぱなし!

感想

ウブで知りたがりのヒロインと、いっしょにラブコメを学びませんか?

糖分過剰でとっても甘い甘いラブコメでした。お互いに一度も付き合ったことがない2人が、"勉強のために試しに付き合ってみない?"と恋人ごっこに興じる流れです。もちろん相手のことを悪く思っていない2人ですから、勉強がステップアップしていくと何も起きないはずがなく…!?

 

題材的にはオーソドックスかもしれませんけれど、社会人の2人でってパターンは珍しいような気がします。学生だと感じる初々しさとか甘酸っぱさが、大人を主役となるだけで生々しい雰囲気になったように感じられました。マイナスイベントはあまりないので、基本は終始イチャイチャでとにかく甘いです。

 
あとがきで官能ラノベ用のネタから、本作を一般ラノベのギリギリ出せる内容で出したとあったのが興味深かったです。どおりで身体接触の描写で文学的な濃厚な表現になっていたんですね。最近のファミ通文庫や一部KADOKAWAのレーベルは、このへんの描写範囲を一気に踏み越えている作品もあるのを考えると、LINE文庫って結構まじめなレーベルだったような気がしますね。
 
 
 

同レーベルの感想も読んでみる

 

LINE文庫エッジの感想

 

Visited 9 times, 1 visit(s) today