トクシュー! ‐特殊債権回収室‐【ラノベ感想】
トクシュー! ‐特殊債権回収室‐
著:吉野 茉莉
イラスト:巖本 英利
出版:KADOKAWA NOVEL 0
アマゾンのあらすじより
40億の横領の疑いを掛けられた会計士は、犯罪収益が資金洗浄される前に回収する政府委託の部署“トクシュー”に勤めることになる。だが、そこに集められたのは過去に罪を犯した『元犯罪者』たちだった――。元犯罪者のスペシャリストたちが詐欺・マネーロンダリングの悪事を解決していくアンチヒーローのストーリーです。
感想
悪人の大人たちが主人公というのは、ノベルゼロならではの渋いチョイスです。カッコいい大人の活躍で、実写ドラマが似合いそうな作品です。
経理として働いている作者が、マネーロンダリングの手法を研究して書いているので一見複雑ながら、直ぐにでも再現できるぐらい詐欺や脱税の方法が解説されていてスラスラと読み進めていけます。こういう作品は読んだことがなかったので新鮮で面白かったです。リアルさを感じるストーリーで作者の文章の上手さが伝わってきました。
そして悪事を解決して中での謎解き要素もあります。元犯罪者の知識をいかして犯人に迫っていくのシーンもまた面白かったです。
あと1巻目の終盤でページの都合なのか最初読んだとき??ということもありました。たぶんこれはページの都合でしょうがないんでしょうがないんかなと思います。それぐらい終盤は緻密な展開が納められてます。2巻目は登場人物とか世界背景の説明にページを割かなくていい分、そのあたりがスッキリしていい感じになってました。オススメの作品です。
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