ワンワン物語【ラノベ感想】
ワンワン物語 ~金持ちの犬にしてとは言ったが、フェンリルにしろとは言ってねえ!~
著:犬魔人
イラスト:こちも
出版:角川スニーカー文庫
アマゾンのあらすじより
過労で死んだロウタの願いは、もう働かなくていい金持ちの犬への転生だった。その願いは慈悲深い女神によって見事かなえられる。優しい飼い主のお嬢様、美味しいご飯に昼寝し放題の幸せな毎日。しかし、ある日気づいてしまう。「大きな体、鋭い牙、厳つい顔…これ犬じゃなくて狼だ!?」ロウタは全力で犬のフリをするも、女神の行きすぎサービスはそれどころではなかった。狼は狼でも、伝説の魔狼王フェンリルに転生していたのだ!
感想
主人公のロウタは、徹底してニート気質で美少女に可愛がられて、美味しいご飯とお酒で食っちゃ寝することに全力をつくします。ちょっと強い魔物が出てきても、フェンリルがチート級に強いので一蹴できて
ノートレスで読めるお気楽小説です。
どうみても犬じゃないところをバレないようにどうするか?が、転生系の見せ場の一つだと思います。なんと本作は、「ふし穴アイ」で乗り切ります。お嬢様もパパさんも全くロウタが魔物と疑いません。コメディーに振り切って、強引な力業です。
作中にロウタの異常さに違和感を感じる常識があるキャラは、大抵振り回されて酷い目に遭います。
小説家になろうから書籍化なので、良くも悪くもその特徴が出ています。キャラ同士の掛け合いが軽く、テンポは異常に良いです。笑わせにくる会話も多いです。ただネットミームを多用するときがあり、悪ノリと感じられることもありました。軽いタッチのラノベが好きなら、読んで合うのではと思います。マンガ版との相性も良かったですよ。
4巻まで読んでいます。登場キャラは増えていますが、1巻目の雰囲気からハズれない展開になっています。ユル目の雰囲気が好きなら続きも楽しいと思いますよ。
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