ユケ、鉄路 夜行急行『北星』北東北突破戦【ラノベ感想】

2023年1月10日

ユケ、鉄路 夜行急行『北星』北東北突破戦
著:早狩 武志
イラスト:sime
出版:KADOKAWA NOVEL 0

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アマゾンのあらすじより

『ふるさと振興再生法』。治安回復と景気振興、および過疎防止のために打ち出されたその法案により、人々が生まれ育った街から移動するには政府の許可を得なければならなくなった。日本国民にとって旅行の自由を奪うという非情な政策に対抗すべく、鉄道各社は特別車掌隊を編成。移動の権利を翳す特別車掌隊と、許可証不所持者を取り締まる鉄道公安部隊の戦いは激化の一途を辿っていた―――。

感想

定住法が定められた近未来の日本が舞台です。地方分権が進んで武装自警団がいるような日本で同じ鉄道員同士が、「旅の権利を尊重するか」 or 「旅人をいれず地域の純血性を守るか」で、争いが続いています。(銃撃戦も普通におきる!)

このトンデモ設定を説得力のあるストーリー展開で読ませてくれます。

 

銃撃戦があっても、極力双方に死者がでにように注意を払い
裁判で負けないように大義名分をさがし、過剰防衛をさける戦闘シーンが
現代戦さながらのリアル感があります。(その反面、描写が地味とも)

万人受けはしないでしょうが、この作者の別作品が楽しみになりました。

 
 
 

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Posted by kyoikyoi