学内評価AAAの彼女らがソロ活ぼっちの俺をダンジョンに誘うわけ【ラノベ感想】

2023年1月10日

学内評価AAAの彼女らがソロ活ぼっちの俺をダンジョンに誘うわけ
著:七菜 なな
イラスト:にぃと
出版:角川スニーカー文庫
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アマゾンのあらすじより

日本で無二の“ダンジョン探索科”を置く前ヶ原学園、その底辺Fクラスに在籍する朴ノ木原恭太郎は、気楽なソロ活ハンターだ。だが、学園最優秀ハンターながらF落ちした朝倉ひらりに真の実力を知られてしまう。とある理由から、目立たずにソロ活ぼっちを選ぶ朴ノ木原に対し、Aクラス復帰を目指す朝倉は“恋人宣言”という脅迫(!?)でクラン勧誘を始め―。「君が望むなら、私とキスだってし放題だよ」「断る」Aクラスの幼馴染み、千々石ふうあもなぜか勧誘に便乗!?「わたしならそれ以上も問題ないし!」「断るっての!」ダンジョン探索から始まる、新感覚の青春錯綜系コメディ!

感想

舞台設定はマンガやラノベを読み慣れた読者に合わせてきているような気がします。

多次元のひずみが発見され、そこにアバターを用いて異次元開拓をする才能を持った高校生が集まった超すごい学校があって、超すごい学園生活をおくるストーリーです。ログインしないソードアートオンラインっぽい感じでしょうか。異次元でのモンスターハントが、学校の成績に直結するゲーム世界っぽい学園生活です。
 
またタイトルそのままに、美少女につきまとわれます。右にデレデレ幼なじみ美少女(巨乳)、左にツンツン黒髪美少女(つつましい乳)ですよ。ダブルヒロイン!
主人公は目立たないように学園生活をおくるFランクの生徒で、群れるの好きじゃないですよ的なキャラです。それが押しかけ女房的に迫られます。おまけとばかりにとある事情で、ヤンキー系少女(特に美女ではない)にもつきまとわれます。とてもラノベ的です。
 
美少女ラブコメの要素とモンスターハント的な要素がミックスされた作品です。異世界ではしっかり能力バトルを展開して活劇モノとしてもばっちりです。色んな要素を緩急つけて1冊に上手にまとめたなぁと感じました。
 
面白かったです。ただ七菜さんの他の作品を読んでいると、万人受けに手堅くまとめたのかな?とも感じちゃいました。

「美人上司とダンジョンに潜るのは残業ですか?」や「四畳半開拓日記」などは、それぞれ他作品で見かけないテーマが根底にあってこの作品を読んで良かったの面白さだったんです。色んなラノベを読んでいる身としては、筆力が凄いのでもうすこしはっちゃけた内容でもよかったなぁ、との読後感です。

 
 
 

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