悪食令嬢と狂血公爵【ラノベ感想】

2023年1月10日

悪食令嬢と狂血公爵 ~その魔物、私が美味しくいただきます!~
著:星彼方
イラスト:ペペロン
出版:‎Kラノベブックスf
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アマゾンのあらすじより

伯爵令嬢メルフィエラには、異名があった。
毒ともなり得る魔獣を食べようと研究する変人――悪食令嬢。
遊宴会に参加するも、突如乱入してきた魔獣に襲われるメルフィエラを助けたのは
魔獣の血を浴びながら不敵に笑うガルブレイス公爵――人呼んで、狂血公爵。
血にまみれた姿を意に介さないどころか
魔獣の血は身体に悪いと自らを案じるメルフィエラに興味を持ち、公爵は尋ねる。
「魔獣に詳しいのか?」
「私は魔獣というよりは、食物に興味があるのです」
「食物、だと? お前にはこの魔獣が食物に見えるというのか」
「はい、もちろんです。食べるからには美味しくいただきたいですから!」
「なるほど、悪食令嬢とは言いえて妙だが、やはり噂は当てにならぬものだ」
メルフィエラの趣味に興味を持ったガルブレイス公爵は思わぬことを言い出して――!

異食の魔物食ファンタジー、開幕!

感想

魔獣を食す悪役令嬢でファンタジーグルメをまず期待して読んでみました。調理シーンだけでなく魔獣の解体や下処理シーンもあると本格的で、まるでジビエグルメ作品を読んでいるようでした。ロワイヤムードラーとっても食べてみたくなりました。

 
それに加えて良かったのが、公爵は令嬢にラブラブで語りかけが甘々なんですよ。公爵は魔獣ハンターばりに狩りまくっていたら、女性から怖がられてしまって女性経験ゼロ、純なままです。イケメン公爵なのに。
そこで魔獣をライフワーク的に解体・調理している変人令嬢に出会ってしまうんです。魔獣の返り血をかぶっても笑顔。むしろ魔獣のことをあれこれ質問して、グイグイ話しにのっかってくる姿に公爵は一目惚れです。公爵からアプローチの様子は、まるで王子様ですね。
 

2巻目の感想 

婚約者として侯爵領に移り住んで侯爵令嬢の暴走がヒートアップし面白かったです。侯爵領だと魔獣食への抵抗感が薄いので新たな魔獣レシピが、はかどるはかどる。あっという間に侯爵配下の胃袋をわしづかみです。
無自覚系主人公ばりにメルティの魔方陣技術も規格外であることが、知られてきて対魔獣の派手な戦闘シーンも見所でした。
 
恋愛ヘタレなイケメン侯爵のかっこよさも相変わらずです。侯爵と部下とのやりとりが和気あいあいで彼の愛されっぷりも読めました。きっと夫人衆が今後のツッコミ役になるのかなと楽しみです。偉い人が暴走したり斜め上に動きまわるときは、やっぱり強いツッコミ役がいると心強いです。
あとみんな大好きモフモフなマスコットも登場します。真っしろな天狼の赤ん坊です。ワンコですよ。やっぱりこういう子も欠かせませんね。
 
悪役令嬢がイケメンで、公爵が乙女な役回りなのが楽しかったです。続きが楽しみです。
 
 
 
 
 

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