秘密結社デスクロイツ【ラノベ感想】

2023年1月22日

秘密結社デスクロイツ
著:林 トモアキ
イラスト:まごまご
出版:星海社FICTIONS

  秘密結社デスクロイツ

アマゾンのあらすじより

「秘密結社デスクロイツ」ーー100年先を行く超科学技術を有し、かつては世界中に支部と魔の手を広げた悪の一大組織は、今やたった5名の街角秘密結社となっていた。

結社廃業の危機を救うため、細々と真面目に悪事を働いていたデスクロイツ四天王筆頭・不夜城織太(ふやじょう・おるた)のもとに、「世界防衛機構ジャスティス」のヒーローたちの正義の手が迫る!

美少女だが性格や言動に難ありばかりのメカ少女&魔法少女&美少女戦士(スーパーヒロインズ)相手に、織太とデスクロイツは悪の組織と矜持を守るため迎え撃つーー!!

『ミスマルカ興国物語』『戦闘城塞マスラヲ』の林トモアキが贈る、誠実悪役主人公VS残念正義ヒロインズのバトルラブコメ、開幕!!

*本書目次より
第一話 揺るがぬ正義! 登場、超装姫エクサージュ!
第二話 最強のヒーロー! 参上、魔法少女トゥインクル!
第三話 無限大のエネルギー! 見参、月光騎士ルナ!
第四話 待ち受ける罠! デスクロイツ基地潜入作戦!
第五話 正義か死か!? 秘密結社デスクロイツに栄光あれ!

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本書について、難しく考える必要はありません。最後まで読んでみて、思ったことや感じたことを、そのままSNSで「デスクロイツ」のタグを付けて発信してみてください。

今日から君も、デスクロイツの準構成員だ!

林トモアキ
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感想

つぎラノ2022にノミネートされていて知りました。あらすじが荒ぶっていて、残念ヒロインズとか特撮番組みたいなノリが気になって読みました。そしたらすごく面白いラブコメ(コメ大増量)でした。つぎラノのおかげで、いい作品に出合え良かったです。

本作は悪の秘密結社が、主人公サイドです。そこに正義の味方な美少女ヒロインズが、退治にやってくるのをなんとかして乗り越えるお話ですね。
もともと秘密結社デスクロイツは、世界征服を狙えるほどの強大な組織だったそうです。それがヒーローたちにフルボッコにされて、【総統】姉【悪のDr】父 【四天王】主人公、怪人、戦闘員というたった5人しかいない悪の組織となっています。
うーんなんという家内制手工業感。

ちなみに四天王を生かした定番な「奴は四天王最弱」ネタ以外にも、「3人しかいない四天王」とか隙あらばネタをブッ込んできてます。コメディ多めで個人的大好きなノリです。

 

1巻目はあえてTV作品みたいな展開になっているのもヒーローものっぽいですね。
主人公たちが一般人を襲う → 正義のヒロイン参上 → 撃退&ヒロイン捕獲 → 悪の組織の手におちたヒロインは…  。この展開が繰り返されます。まさに様式美ってやつです。

また悪の組織の手におちたヒロインは……の部分は、総統(姉)の毒牙にかかるシーンです。ちょびっとエッチなご褒美シーンとなっています。
そしてなんと姉は、売れっ子マンガで活動資金の稼ぎ頭なんです。それでいて可愛い女の子大好き、唯我独尊な姉でして捕まったヒロインたちは、哀れにもマンガのモデルにデッサンされることになるんです。
その上姉は売れっ子エロ漫画家(百合専)でしてね。ヒロインがどうなったかは、まぁ読んで確かめてみてください。

 

ちなみに主人公以外のキャラは、ヒロインも身内もみんな癖ものだらけです。女性キャラにいたっては、100%残念属性持ちです。
唯一のツッコミ役であり、良心的なのが主人公ですね。作中でもツッコまれてますけど、「何で悪の組織やっているの?」ってくらい常識人です。
それに対して魔法少女とかバトルスーツヒロインとかは、誤爆なんて知ったこっちゃないの問題児たち。しかも目的のなら手段を問わないし……。なんとも残念で愉快なヒロインたちでした。

 

2巻目の感想

学校に潜入してヒーローたちの弱点を探れっ!とばかりな学園編です。
3巻目まで通してこの巻は、一番ラブコメしてました気がします。美少女が転校生としてやってくる学園ラブコメ展開の巻です。

実は主人公のオルタくんは、イケメンで勉強も運動もヨシ、その上料理系男子と完璧超人でモテモテなんです。しかもクラスメートとの仲も良くて、男友達から主人公がいると女子も来てくれるからカラオケに来てと誘われるぐらい慕われてます。こんな完璧なラノベ主人公ってもしかしたらSSレアかも?

その他大勢のクラスメートのモテナイズたちも、学園ラブコメらしくいい味を出すんです……。モテナイズがんばえー。

ヒロインズも1巻目でのバトルを経て、主人公の正体に感づいているバトルスーツヒロインもいれば、何にも疑っていない魔法少女もいたりします。このヒロインの前で正体を隠して立ち回るのが、Theラブコメって感じがします。
中でも天真爛漫(変身時は破壊のクイーン)な魔法少女ノエルと主人公とのお弁当のやりとりは、とても良いものでした。

あそうそう。あと余談として触手キャラもこの巻から登場します。

 

3巻目の感想

ヒロインズや秘密結社ブラックアリスからの好意を主人公が、一身に集めてバトルラブコメまっしぐらな3巻目です。

最初は5人だけだったデスクロイツも、ちょっと戦力が増えて賑やかになりました。ついにはオルタくんの母親も復活して、ヒロインズとお義母さまの全くかみ合わない応酬は面白かったです。いったいヒロインレースはだれが勝つのでしょうね。
あとこの両親からなんであんな常識的な主人公が、生まれてきたのか?  謎は深まるばかりです。

この間ではバトルシーンが多めだった気がします。ヒーローと悪の秘密結社が手を取り合って、日本を狙う侵略者を撃退するって盛り上がるアレ、あれを見せてくれます。普段は残念なところが目立つヒロインズもやる時は、しっかりキメてくれてかっこいいですね。

ラストでは恋が急進するシーンもあり、4巻目が楽しみです。

 

4巻目の感想

すっかりブラックスマスクの招待は、ヒーローたちに知れ渡ってラブコメ的なヒロイン争奪レースになりました。ノエル有利かなと思っていると4巻目では、ブラックアリスの過去編もあって、クラエもまだまだ負けていませんよ。
これでは、「勘違い女」どもにツッコミを入れ続けるニョルルも大変ですね。

それにしても4巻目は、味方も敵もはっちゃけたキャラがでて大笑いでした。人を切りたいんだぁぁ、若い女性の柔肌を切りたいんだぁぁって辻斬りをする美少女ってどうなのよ?
全人類幼女化計画を推し進めるローリン公ペドフィリウス公爵ってどうなのよ?? しかもド直球なローリン公キャラですし。

やりたいほうだいで面白かったです。星海社は結構自由なんですね。

コメディに強くふられた作品です。コメディが好きな方、ヒーローものが好きな方にへ強くオススメします。

 

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