ゴースト・ギャロップ【ラノベ感想】
ゴースト・ギャロップ ‐蒼空の幽霊機‐
著:富永 浩史
イラスト:おぐち
出版:KADOKAWA NOVEL 0
アマゾンのあらすじより
弱視を理由に軍を解雇された【撃墜王】ヴェロス。エアレースで日銭を稼ぐ彼の元に、無制限渡洋大レース「亡霊大騎行」開催の報と、伝説の「幽霊機」の噂が舞い込み――?
感想
戦時の英雄が平和になり不遇を過ごすも伝説の機体を手に入れ……との王道のストーリー展開です。主人公が30代のためか洋画のような落ち着いたストリー展開です。NOVEL 0らしい作品に思えます。
本作の見所はなんといってもエアレースとレシプロ飛行機の描写です。エンジン出力を調整し機体の姿勢制御がとても丁寧に描写されています。レース内で相手との位置取り合戦に手に汗握る駆け引きがあります。きっちりとした整備のシーンもあって飛行機好きなら楽しい作品なのではないかと思います。興味がないと言う場合は……描写とかけあいが見所の中心となりそうなのでそちらを読んでみてください。
作者がエアレースを書きたかったんだろうなぁと愛を感じる作品でした。
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