はらぺこ令嬢、れべるあっぷ食堂はじめました【ラノベ感想】
はらぺこ令嬢、れべるあっぷ食堂はじめました 〜うっかり抜いた包丁が聖剣でした!?〜
著:宮之 みやこ
イラスト:kodamazon
出版:MFブックス
アマゾンのあらすじより
お腹を空かせたゆるふわ令嬢の聖剣料理ライフがはじまる!
セクハラ当主をビンタしたため奉公先から追い出された、役立たずな《はらぺこ》スキル持ち&ド貧乏男爵令嬢のララローズは、めげずに就職先を探そうと王都へ向かっていた。道中の森で彼女は、地面に突き刺さった綺麗な包丁を発見し、ちょっと借りようと抜いてみたところ、その包丁が喋り始めて離れなくなってしまう。
しかも、その包丁で料理をすればするほど「れべる」というものが上がり、「すきるつりー」とやらでスキルはどんどん増えていく。《塩生成》《バフ付与》《プロテイン生成》? わけのわからないスキルに首をかしげつつ、ララローズは今日も家族へ仕送りをするために包丁を振るう。その包丁が、聖剣とは気づかないまま。
やがて彼女は、食べれば食べるほど力がみなぎってくると噂される、れべるあっぷ食堂を開店させるのだが――!?
感想
ラノベ紹介配信で知った作品で面白かったです。
れべるあっぷ食堂ということで、よんでいるとドンドンお腹がすいてくるご飯、それに美味しいご飯でみんなが笑顔になる食をテーマにしたラノベなら、よみたいところはバッチリです。
それに加えて主人公のララローズと聖剣の女神様が魅力的で可愛すぎますね。無自覚なふたりをいつまでも見ていられます。
表紙のピンク髪の娘がララローズで貴族令嬢だけど、家が貧乏で庶民的な娘です。ゆるふわの天然系でお料理が得意なほわほわお姉さん、最強ですよね。
銀髪の方が聖剣の女神です。凜とした女神かと思いきやポンコツ臭がすっごいです。ララローズのご飯をたべて食の楽しみに目覚めてしまい、旨いご飯くわせろーーと女神げありません。シリアスな空気をみごとにぶっ壊してくれます。
天然系がくりだす楽しさと、ポンコツ系がくりだす楽しさの相乗効果でとても楽しいお話です。グイグイよみすすめられます。
森の切り株に刺さっていた包丁のシュールな情景、包丁がおたまた泡立て器に変化するトンデモ機能、はては生えてくる《塩生成》に《ぷろていん生成》スキルとか何でそうなる展開が楽しかったです。
閉まっていた食堂を再開させて、美味しいご飯にあぶれる笑顔。それにツッコミ必至なへんてこスキルと楽しかったです。
濃かったり重い作品をよんだあとで、あっさりとした作品をよんでリフレッシュしたいときに最適じゃないかと思います。
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