異世界でペンション始めました【ラノベ感想】
アマゾンのあらすじより
転生して強大な力を持つ「黒魔女」になったけど、森でひっそり宿屋始めます日本でペンションを営んでいたものの、事故死して異世界に転生してしまったルナン。黒猫の師匠が言うには、彼女は『黒魔女』――世界の命運を握るほどの力を持つ魔女らしい。でも、そんなことはお構いなし! 前世の夢を叶えるため森の瀟洒な洋館を魔女術で整え、居心地良い客室や浴場、星の綺麗な展望台、菜園で育てた新鮮野菜たっぷりの美味しい料理、前世の知識も活用して、おもてなしの宿を始めます!そんな宿には、何故かモフモフなお客様が集まってきて!?
感想
リタイアして田舎で趣味全開なペンション経営。裏の畑でハーブや野菜も育ててとスローライフですねぇ。細かいことは気にせずにユルさとか、モフモフに囲まれての癒やしとかが楽しい作品ですね。魔法も児童文学でみるような演出で優しい感じです。
どうもみても主人公がもつ魔女の力って規格外にしか見えませんが、やり過ぎに対してツッコむ役は不在だったり隠れて力を発揮していてるので「あ、やっちゃいましたか?」にはなってません。魔女の力は、今後のテーマなのかもしれません。
あと書きによると黒ネコのお師匠、それから猫耳と狐耳獣人にその相棒達たちは、主要メンバーということなのでこれから色々なことが起きていくのでしょう。主人公がもちこむ日本式のペンションおもてなしが、異世界でどうなるか楽しみですね。優しい世界の癒やされるストーリーを読みたい方にオススメです。
2巻目の感想
モフモフな獣人に囲まれたスローライフであった1巻目から、なんで獣人向けの宿屋がなかったのか? 人間と獣人の隔たりという本作の世界観に突っ込んだお話が出てきます。
優しい世界かなと思ったら意外にビターな世界観でした。狐耳の獣人がやけに冷笑的な雰囲気だったのはそういうことだったんですね。
ウサギ耳や熊獣人の子とか種族対立に流されずに、明るく元気に育ってほしいなと思いました。
また主人公が隠していた魔女の力も、とうとう周囲にバレてもしまっています。ポーションのあの能力を考えると次巻以降で、きっとトラブルの予感です。なんで肉体的に優れた獣人が、ただの人間から迫害されるのかってそもそもとして気になっている謎もあります。
また続きでどんなお話となるか楽しみです。
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