勇者は、奴隷の君は笑え、と言った【ラノベ感想】
勇者は、奴隷の君は笑え、と言った
著:内堀 優一
イラスト:エナミ カツミ
出版:KADOKAWA NOVEL 0
アマゾンのあらすじより
烙印の子として虐げられて育った少年ヴィスと、かつて世界を救った伝説の勇者グレン。その出会いが、欠落した少年を一人の強き戦士へと導いた。これが「男泣きファンタジー」!
感想
かなりの変化球な作品です。
あらすじから想像しうる王道の展開にはなりません。
少年ヴィスは感情や倫理観が欠落して、人間味が薄いので恋愛シーンはほぼありません。勇者は神の意志の代行者、ある意味神の奴隷的な位置づけです。
道中では不思議な二人のやりとりが続きます。
そしてその内容が複線となり最後のえ?な展開に繋がります。
作中に強大な魔族との戦うシーンもありますが、その展開も王道とは離れます。いろんなところで普通とは違う展開でノベルゼロっぽい個性の強い作品です。人により大きく評価が分かれるのではと思います。私は結構好きな展開です。
しばらくしてから気づきましたが、『暁のイーリス』も書かれた著者だったのですね。
プロの懐の深さと、王道からはなれた変化球に納得してしまいました。
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