黒堕ち白魔道士は解放禁呪で女神を穢す【ラノベ感想】

アマゾンのあらすじより
MMORPG『エムブリヲ』だけが生きがいだったアラフォー無職の俺は事故で命を落としてしまう。しかし、気づけばゲームに酷似した世界で、俺の分身であるクライの姿で蘇っていた。ただし、カンストまで育てた高位黒魔術師ではなく、レベル1の白魔道士として! 女神によると悪行の限りを尽くしてきた俺を悔い改めさせる為だという。だが俺には回復魔法で女神を出し抜く秘策があるのだった!! 人を助けない白魔道士の自由気ままな転生譚、登場!
感想
すっごいですよね、このタイトル。ちょっとぐらいひいてしまう読者なんて気にしない!、こういうの読みたいんでしょってユーザーを狙い撃った強気すぎるタイトルです。完全なタイトル買いをした作品です。タイトルから想像を裏切らない展開とクオリティでした。
『VRエロゲーやってたら異世界に転生したので、美少女魔王を奴隷化する』と同じファミ通文庫です。あるのかな?と想像したらしっかりありました。バッチリ書いてくれています。カバーにある作者紹介コメントに"「抜けるエロ」を書くために精進しております。"とお墨付きになっています。そうです。そういう作品です。
廃プレイをしていたゲームの中に転移するというストーリーです。リアルを犠牲にしてネトゲ課金の俺ツレーと優越感に浸っていた氷河期世代のおっさんが主人公です。課金して初心者狩りするような人物です。主人公への共感なんて求めないスパルタンな主人公ですね。上から目線で本能と気分がおもむくままな行動をしてくれます。
・薬師イオリ(ヒューマン)
・魔法武器職人レイ(ダークエルフ)
・勇者マリア(ヒューマン)
・キメラ巫女フランヌ(キメラ)
・戦士ポルテ(ドワーフ)
・プリンセスメイデル(ヒューマン)
おおむね1章あたり1キャラのペース配分です。そして大体5ページくらいがそういうシーンです。一般レーベルとしては相当に攻めた描写になっていると思います。ただ7人中6人が処女です。限られたページでシーン中の描写が流れるため似通っていることもあります。ここは悲しいかな専門レーベルではないので美少女文庫なんかとはそもそもが別物と考えるべきなんでしょうね。
ファンタジー部分は読者が共通公的に知っているであろうスキルとか能力値って、ゲーム要素をつかって押し切っています。ゲームシステムを拡大解釈して主人公有利の展開になるお馴染みのやつです。そういうお手軽な作品です。いちおうファンタジー小説らしさは2巻目の中盤ぐらいになって、勇者が本格的に動き出したあたりから出てきます。ゲーム内での異変に対して現実世界の要素もからんだゲーム内転移ではやっぱり欠かせない要素ですね。
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