マッドネス グラート王国戦記【ラノベ感想】
マッドネス グラート王国戦記
著:新見聖
イラスト:深井 涼介
出版:KADOKAWA NOVEL 0
アマゾンのあらすじより
天(才能)と地(身分・生まれ)には愛されないものの、誰よりも人に愛される男レグルス。戦乱のグラート王国を舞台に、かつて命を救われた姫獅子レオンハルトの下に馳せ参じた時から、危ういまでの真っ直ぐさが巻き起こす狂気の英雄譚が幕を開ける!
感想
元は羊飼いすぎない主人公が、過去の誓いを守って騎士に、領主に、英雄にと立身出世していくファンタジー小説です。
主人公は人を信じて嘘を嫌う人物です。争いでは、無用な血が流れることを嫌うと青くささがあるキャラです。そんな風に徹底して「義」「信」にあつい好漢として主人公が描かれています。圧倒的な苦難を乗り越え成長していく姿は、まさに王道ファンタジーですね。
人物描写や文化・地理・産業を説明しながら全2巻で完結するので、読むのにちょうど良い分量です。所々、かけ足な展開もテンポ良く全2巻のボリュームにおさめるには止むなしかと感じます。手頃な分量でガッツリ楽しめるこれぞ王道ファンタジーという良作でした。
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