英雄失格者の魔獣グルメ【ラノベ感想】

2022年12月18日

英雄失格者の魔獣グルメ
著:山夜 みい
イラスト:ファルまろ
出版:講談社ラノベ文庫

  英雄失格者の魔獣グルメ

アマゾンのあらすじより

食べ尽くせ、この世界のすべてを――!!!!!!

どんな魔獣も狩る、料理する、食べる、世はまさに大調理時代ー!

狩猟と調理の概念が融合した『猟理人』の誕生から三百年あまり。
かつて勇者の一族からも将来を嘱望されていたレンはとある理由で失格者の烙印を押され、ひょんなことから世界一の猟理人を目指す少女ルーシーのバディを務めることに。

名門クルーエル魔獣猟理学院に通う彼女は人一倍まじめな性格にもかかわらず、膨大な魔力を暴走させるせいで落ちこぼれとバカにされていた。レンの教えで才能を開花させていくルーシーはある日、相棒の壮絶な過去を知り――

「あたしと一緒に来なさい、レン!」

これは少年と少女が紡ぐ、世界一美味しい英雄譚。

感想

サキイカスルメさんのラノベ紹介スペースを聞いて、私が好きな魔獣を料理する作品だったので読んでみました。
いろんな面白テーマをごった煮にしたみたいな作品で面白かったです。それでいて全体が調和しているのもすごいですよ。

 

お話のベースは主人公とヒロインにバディものです。お互いの長所をもって助け合い困難に立ち向かい、心を通じていく王道のストーリーです。そこに料理バトルって要素が加わって他にない作品となっています。どうしてファンタジー世界なのに魔獣グルメが、重視されているのかもちゃんと理由付けされています。とてもしっかりとした作品でした。

そんなしっかりとした世界観の構築と展開が魅力な本作です。その辺をここで書くと序盤の部分をだいぶネタバレしてしまいます。そこで今回の感想では、キャラ紹介に重点をおいてます。

 

まず主人公のレンです。心の底から料理が好きで、料理に対して真摯なのが好印象です。
そして誰よりも料理に詳しくて、驚異的な品質の食材を当たり前のように調達する技術。パーティーで狩るような魔獣をソロ狩してしまう腕っぷし。強くて優秀なチート要素を兼ね備えています。プロの仕事人ってかっこ良さがあります。

 

続いてはルーシーです。表紙の女の子で魔獣猟理学院に通うお嬢様です。持っている魔力が大きすぎるせいで暴走させてしまって、落ちこぼれ扱いされている子ですね。
なんとこのキャラ、なつかしの金髪ツインテツンデレヒロインなんです。だから最初はレンに対して敵意MAXです。それがレンの実力を知り、そしてルーシーの悩みにレンが寄り添っていくうちに好意を隠せなくなってしまうって子です。

しかもレンとルーシーの出会いは、往年のラッキースケベ遭遇なぶつかった拍子でスカートに顔をツッコんでしまう遭遇です。最悪の出会いから打ち解けるにつれてツンデレ台詞が垣間見えるって、この正直じゃない感じ良いですね。ツンデレヒロイン好きな方にもオススメです。

 

魔獣グルメの料理バトルという枠を超えて面白い作品でした。軽めのコメディも入っていて読みやすく面白かったです。

 

 

 

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