猫かぶり令嬢アリアの攻防【ラノベ感想】

猫かぶり令嬢アリアの攻防
著:中村 颯希
イラスト:イチゼン
出版:KADOKAWAの新文芸

  猫かぶり令嬢アリアの攻防

アマゾンのあらすじより

下町育ちの成り上がり貴族令嬢が王都に嵐を巻き起こす!

純情可憐なアリアは社交界で評判の男爵令嬢。その裏の顔はある事件で出会った精霊の要請を受け、貴族から呪われた宝石を回収する役目を負った泥棒令嬢であった。
突然の泥棒家業に苦戦する――かと思いきや、強かで世渡り上手なアリアは宝石の回収に次々と成功。しかし冷酷無比な美貌の聖騎士・ラウルに正体を見抜かれてしまい!?
追う聖騎士と逃げる泥棒令嬢、二人の関係は思わぬ方向へ転がり始めて……!?
「求婚しにきた」「いやなんで!?」

感想

Xの感想配信で教えてもらいまいした。中村颯希さんの作品だったんですね。
アリアの魅力的が大爆発しています。こんなにもいろんな角度からアリアの素晴らしさをみせてくれるなんて……。とっても面白かったです。

 

前半は貴族から宝石を回収という名の泥棒稼業にいそしむアクションの楽しさです。
いいですよね、口を開けば悪態だらけなのに息がピッタリあったバディと忍び込んで、お宝を回収するアクションものって。変装して忍び込んだり、奇策をめぐらせて意表を突くところとか楽しいです。令嬢とは思えないキレのあるアクションシーンも素敵です。

 

そんな少年マンガみたいな楽しさを味わったあとに、唐突な令嬢ものらしいスレ違い恋愛要素やお貴族様の陰謀要素がやってきます。ここでいう陰謀はアリアが宝石回収をしだす原因にかかわる部分です。やっぱり出てきますお貴族様!

だからたった1冊でいろんなお話を読んだような充実感を味わうことができました。

 

そして宝石泥棒を追う聖騎士ラウルとの関係も熱いですね。これまで女性は自分の外見などですりよってくるばかりだったのに、そうならないアリアを見つけてラウルは完全にロックオンしちゃうんです。令嬢ものの王道展開ですね。
しかし本作の場合はアリアが追いかけている泥棒その人だから逃げていくばかりなんです。時には猫かぶりなアリアがラウルを騙そうと近づいたりで、2人の関係はどうなるの?も楽しいポイントでした。

 

最後に詳しく書けないのが残念でならない面白い部分として、アリアの過去もあります。どうして猫かぶり令嬢な行動をしちゃうのか彼女のあり方に関わる部分です。
そのお話が感動的で、とにかくよかったんですよ。その出会い・この体験があったから猫かぶり令嬢アリアがあると分かります。
是非ともこの部分は読んでみて欲しいです。

 

令嬢とタイトルにあっても男女関係なく楽しめる作品です。この内容ならマンガ版もきっとおもしろくなるはずです。オススメの1作です。

 

同レーベルの感想も読んでみる

KADOKAWAの新文芸の感想

 

Visited 41 times, 1 visit(s) today