ノベルゼロ 紹介まとめ 個性が強い6シリーズ
「大人になった、男たちへ――」のコンセプトで立ち上げられ、どんなレーベルだったのか? どうなったか? は、 【KADOKAWA NOVEL 0 ノベルゼロとは、どんなレーベル? 】その1および その2の記事で説明しています。こちらはジャンルでのまとめ記事です。
ノベルゼロには、時々個性の強すぎる作品があります。普通のレーベルだとお目にかかれなそうなテーマやジャンルの作品について6作品紹介します。
幕末の日本を舞台です。「誰よりも速く駆ける」能力をもつ飛脚が主人公で彼を通じて、幕末の歴史をなぞっていく展開です。坂本龍馬など史実の人物が登場して、主人公は天の啓示に従いながら江戸を戦火から救うために奔走する展開です。硬派な内容でガチガチの時代小説になっています
弱視により軍を退役した撃墜王が主人公です。空への未練を断ち切れずにエアレースを続けるいたところ、無制限渡洋大レース参加することになります。そこで伝説の「幽霊機」が手元に……というストーリーです。レシプロ機でのエアレースがテーマになっていて、空の駆け引きや機械油の臭いがしそうなメカメカさにあふれています。狭く深いジャンルにせまった作品です。
現代競馬会に武田騎馬の血を継ぐ新馬が参戦して、騎手・武田信晴と地方競馬から中央競馬へと殴り込みをかけていくサクセスストーリーです。戦国武田の関係はほぼそっちのけで人馬一体ターフの駆け引きを読ませてくれます。馬への愛を強く感じた作品です。
魔界と化した戦国時代において生者の真田大介と、幽鬼と化した真田十勇士が争う血みどろ伝記アクションです。織田信長が邪神を召喚して忍者・妖怪・邪神・SFなんでもござれとブっ飛んだ世界観です。山田風太郎先生の忍法帳シリーズを意識しつつ、面白くて盛り上がれば細かいことはいいだろうとばかりに勢いがすごい作品です。
ギャグエッセイをラノベにしてみた飛び道具もいいところの作品です。内容は美人な妻が夫にいたずらをしかけておちょくりまくる内容です。で法触れないギリギリのイタズラに晒された、夫がだす心の叫びがタイトル「初めて妻を殴った」です。イラストも「ぱにぽに」を描かれた氷川さんでノベルゼロ屈指のギャグ作品です。イタズラの度がすぎるところもあり賛否が特に分かれそうな作品ですが、キレキレ
のギャグ作品です。
「成績優秀で容姿端麗、誰にも支配されず男と寝るミツキと、幼なじみの童貞男マンキーのワイルドな青春」公式サイトでは先のような紹介文が書かれた本作は、青春系ボーイミーツガールです。主人公のマンキーがミツキの煙を撒くような言動に、悩み行動をするあたりが甘酸っぱい青春ストーリーです。今であればライト文芸レーベルからでて不思議でもないテイストの作品です。
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