女王オフィーリアよ、己の死の謎を解け 【ライト文芸感想】
女王オフィーリアよ、己の死の謎を解け
著:石田 リンネ
イラスト:ごもさわ
出版:富士見L文庫

アマゾンのあらすじより
私を殺したのは誰!? 女王は十日間だけ生き返り、自分を殺した犯人を探す「私は、私を殺した犯人を知りたい」死の間際、薄れゆく意識の中で女王オフィーリアはそう願う。すると、王冠の持ち主にだけ与えられる“古の約束”により、妖精王リアは十日間だけオフィーリアを生き返らせてくれた。「一度は死んだ身よ。ならば今度こそやりたいことを全てやってやるわ」オフィーリアを使って権力を握ろうとした夫、周囲に流されがちで頼りない弟、恋心を寄せてくる近衛騎士……数え上げればキリがない犯人候補たち。女王を殺したのは誰なのか!?生前の雪辱を晴らす強烈な平手打ちが炸裂する王宮ミステリー開幕!!
感想
ラノベのスペースで紹介して頂いて読みました。ミステリーを前面におしてきつつも、オフィーリアの主人公の魅力も負けずにおしてきて、とっても贅沢で面白い作品でした。レーベルから女性向けとスルーするのはもったいないですよ! 強い女性主人公なラノベを好きな方には、是非読んでみて欲しいです。
まず帯でミステリーと書いてきて、最初のページにくるのが部屋の配置図です。どこにドアがあるかまで書かれていて、ミステリーなんだなってテンションが思わずあがりますよね。"味方なのに味方ではない。敵なのに敵ではない"の謎を解き明かして、自分を殺した犯人を追っていくハラハラ感はたまりません。
なおミステリーは本作の根幹ですが、キャラを魅せるところも重点が置かれていてオフィーリアの活躍もまた読み応えたっぷりです。
生前のオフィーリアは、婿である護国卿を立てて一歩引いた女王として君臨していました。政治は夫にまかせて女王は、美と平和の象徴みたいな立ち位置です。そうだったのが復活を機に吹っ切れて、我慢せず国のため・自分のためって変わってしまいます。我慢していた反動か自由にふるまう姿は、女性だからと軽んじられていた事実があっただけに爽快です。国の未来を導こうと冷静に教育するオフィーリア、かっこいいです!
死んでから甦るというファンタジー要素も加味されていて、ラストも含めて面白かったです。個人的には危ない一面が垣間見えた護国卿が特にインパクトありました。読んでみてください、彼とんでもないヤツですよ
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