オーク英雄物語 忖度列伝 【ラノベ感想】
オーク英雄物語 忖度列伝
著:理不尽な孫の手
イラスト:朝凪
出版:富士見ファンタジア文庫
アマゾンのあらすじより
十二の種族による大きな戦争で、多大なる戦果を挙げ『英雄』の称号を得たバッシュ。全オークから尊敬されるバッシュは旅に出る。種族の誇りと名誉のため、そして誰にも言えなかった秘密『童貞』を捨てるために……。
感想
・「(人間の女性に対して)俺の子どもを産まないか?」 → 「オーク的には普通のプロポーズ」
次に出る3巻目は、ドワーフのヒロインみたいです。続きが出るのが楽しみです。無職転生を面白いと感じたのであれば、きっとオーク英雄物語も楽しめると思います。オススメします!
3巻目の感想
久しぶりでもバッシュとゼルの名を見ると、すぐにオーク英雄物語の世界観を思い出せちゃうのが本作のスゴいところです。ドワーフヒロイン登場なのでロリドワーフ!と想像してたら、伝統的にドワーフ女性も樽体型な世界でした。まさかこうくるとは。
ヒロインはヒューマンとのハーフドワーフで、読者感覚でも美少女です。そしてオーバーニーソの上に肉が乗っかるむっちり系です。ある一定の層にすごく刺さりそうです。
今回もバッシュのかっこよさが光りました。面白かったのが3巻目にでるドワーフの大半が、バッシュのヤバさを知っていて忖度じゃなくて恐れているあたりです。勘違いじゃない展開も読めて楽しかったです。
4巻目の感想
こんどの美女は、狐耳の獣人にサキュバスとこれまでと違ってエロヒロインです。朝凪さんのイラストもノリノリで挑発してくること……もっとやってもいいよ!
そして獣人の手足はしっかりとモフモフ毛皮になっていて、ケモナーにも嬉しい仕様です。
今回もまた勘違いが面白かったです。
ホットドック・プレス(昭和~平成初期のデートマニュアルな雑誌)をパロディにしたところなんて、分かる世代には嬉しい演出ですね。デート本でいくらモテを気取っても経験値はミジンコ。だからアドリブを効かせられないDTとか、バッシュさん忠実に再現してくれました。
それから予想の先をいってくれる展開も楽しかったです。バッシュが颯爽と決めて「あとは最後のひと押し!」って時の斜め上行動とか、ヒロインの危機に駆けつけたんだけど……「あんた誰?」とか、思わず読んでいてキャラクターと同じセリフが、口をついて出てしまいました。
面白かったです。次巻はデーモンっ娘攻略らしいので、またまた楽しみです。
5巻目の感想
デーモンっ娘の前にサキュバスの国に立ち寄りとなりました。
サキュバスはオークにとっての戦友です。オーク英雄のバッシュは、サキュバスにとっては戦友であり命の恩人でもあるんです。そして人間に負けた敗戦国としてサキュバスもオーク同様に制裁を受け、吸精する男性を制限される兵糧攻め状態なんですよ。
そんな男ひでりなサキュバスの国にたくましいオークがノコノコと出かけていけば……。
これまではバッシュの斜め上解釈からくる勘違いが面白かったのに、サキュバスが理性で食欲を押さえ込むチグハグ感も加わりました。オークを前にまっしぐらとなりそうなサキュバスの姿は、ニヤニヤするかぎりです。おもろ白かったです。
どうもオーク的にサキュバスは、ノーカン扱いとなるそうです。もしそうじゃなければバッシュの旅は、この5巻目で終わってハッピーエンドになっていたでしょうね。
6巻目の感想
またも面白かったです。あっという間で読み足りなさすぎる楽しさでした。
ようやくデーモンっ娘の攻略です。あと6巻目の感想まで来ていますしネタバレを書きます。
なんと6巻目にしてバッシュにちゃんとした嫁ができます。プロポーズを受けてもらえるんです。同じフォーマットで楽しませるからの急展開です。
バッシュよかったねえ。ようやくですよ。
あとはプロポーズ成功したからって嫁とゴールインしてハッピーエンドじゃないのが、オーク英雄物語ならではって展開だと思います。
こっからはワクワクの新展開ですね。
バッシュたちの戦いの裏で攻略した嫁候補たちが徐々に合流していくサイドストーリーも面白かったですねえ。バッシュ不在なところでバッシュに忖度しまくりで、どんどんバッシュがオークの中のオーク。理想の戦士像に祭り上げられていっていてバッシュと対面したらどうなっちゃうんでしょうね。
この他にドラゴンとバッシュのバトルもありました。しかしバッシュだからドラゴンに負ける想像がつかないんですよね。バッシュってまちがいなく英雄なんだなってのを再確認させられました。なんかドラゴンがかわいそうなぐらいですよ。
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