ロールプレイングワールド【ラノベ感想】
ロールプレイングワールド
著:熊谷雅人
イラスト:黒銀
出版:スマッシュ文庫
アマゾンのあらすじより
修学旅行中、西島勇司は異世界に飛ばされてしまった。飛ばされた先で勇司が手に入れたのは、不思議な本とタクト、そして「俊足の狩人」という異能の力。異世界で出会った少女・ミリーの協力もあり、ようやく新しい生活に順応し始めた勇司の前に、ある日、クラスメイトだった綾部恭介が現れる。異世界を旅し続けてきた恭介は、再会を喜ぶ勇司に「この世界は俺たちのために創られた世界だ」と告げるのだった―…。
感想
高校生がまるでゲームみたいな異世界に飛ばされて、ゲームみたいに異能の能力を手に冒険をする……。とても馴染みある異世界ストーリーです。細かな説明がなくても、読み手にもゲームっぽい異世界に共通認識的なものがあると思いますので、スルスルと読んでいけます。
定番のヒロインと冒険してからの、異能力バトルはシッカリあります。刊行が2011年と古いせいか2020年ではありきたりな能力の数値化や、スキルやレベルが書かれるほどゲームゲームした描写はありません。それがかえって新鮮にうつりました。
ストーリー展開や情景描写はソツがないというか、すごくスッキリとした感じです。読んでいて気になることはなく読み進められました。本作ならではの特徴は生憎ながら登場しなかったように思います。それでも終盤にある戦闘での主人公の行動は意外であったりと、次での新展開に期待させる終わりになってます。続きが気になりますね。
唯一オススメできない点としては、続刊が出ていないことでしょうか……。
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