最悪探偵【ラノベ感想】
最悪探偵
著:望 公太
イラスト:小玉 有起
出版:KADOKAWA NOVEL 0
アマゾンのあらすじより
一筋縄ではいかない探偵ばかりが集う『昭和探偵事務所』。そこで働き始めた早乙女桃色はひょんなことからある殺人事件に巻き込まれてしまう。「私、第一発見者ですよ!?ミステリーだったら一番怪しい奴がなんと私ですよ!?」桃色に助けを求められた所長の手配でやってきたのは、風変わりな格好の男。探偵ナンバー03『最悪探偵』の南陽。彼はどこまでも最悪な探偵だった―。
感想
天才肌の探偵と新米の凸凹コンビが解決する推理作品です。
新米がミスリードや読者目線の推理をして、ドンデン返しのきちんとした作品なのですが、いまいち好きになれませんでした。理由は天才探偵、南陽の性格です。「最悪」な理由を作中の説明だけでは飲み込めず、人を見下す不快なキャラとしか見えませんでした。私はラノベでよくみる魔王や悪魔が、人を見下すのと大差ない表現に感じ取ってしまったんです。
物語自体はしっかりしてきっちりと推理小説の展開になっています。また犯罪を犯した相手を更生と非難の両面をもってあつかうとか、ベテランの新米の凸凹バディものとして面白いんですけどね……
キャラ設定に違和感を感じなければ、読んでみてはいかがでしょうか。
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