スクールジャック=ガンスモーク【ラノベ感想】
スクールジャック=ガンスモーク
著:坂下 谺
イラスト: 巖本 英利
出版:ガガガ文庫
アマゾンのあらすじより
機巧外骨格、起動。テロリストVS元少年兵先の戦争から導入が試みられた、二足歩行兵器――機巧外骨格。戦争を通してその性能を存分に示した機巧外骨格は、終戦後も重要な軍事力として運用されるようになった。それをうけ、戦勝国である葦原皇国においては機巧外骨格のパイロット育成学校が創立される。 生徒達は、そこで優秀なパイロットとなるために、日々研鑽を積んでいた。しかし、そのような希望に満ちる現在において、戦時中の機巧外骨格運用の舞台裏で生まれた、決して消し去ることのできない遺恨が残っていたのだった……。 その確執の火薬庫は、いま学園を襲うテロとなって爆発する。整備士として学園を訪れていた、黒宮凛児。学内でトップクラスの操縦技術を持つ、花枝連理。運命的な因果に絡め取られた二人の手に、生徒たちの命運が託される。そして、浮かび上がるもう一つの因縁。かつて特殊部隊の少年兵として機巧外骨格を駆っていた凛児の前に、その脅威が立ちはだかる。戦争という悲劇が生んだ、機巧外骨格の名誉と汚名。その真相を受け容れたとき、凛児は再び守るべきものを、その手に掴む!
感想
アマゾンから引用のあらすじが、長文で完璧な概要紹介になってますね。
洋画劇場とか深夜にやっているアクション映画は好きですか? 完全武装のテロリストを事件に巻き込まれた主人公が、スニークキルをするシーンに燃えますか? 銃撃戦にカーアクションに爆発とエンタメマシマシな作品とか好きですか?そうな作品が好きな方にピッタリなのが本作です。
ロボに命を救われたヒロインは、自分もロボ乗りなるのを目指して入学。その学校にロボ乗りのテロリストが襲撃してきたので、元ロボ乗りと整備士のたった二人で孤軍奮闘するってお話です。銃撃戦の描写は濃厚でFPSが実況されているみたいに絵が浮かんできます。メタルギアシリーズが好きな方ならきっと盛り上がるシーン満載だと思います。テロの犠牲者が出るので残酷描写が苦手な方は、要注意ってところです。
それから面白かったのが人間味あふれるサポートAIとヤンキー系ヒロインですね。主人公が過去を引きずったタイプなので彼女たちのセリフによって、空気が和んで緊張と緩和が良い具合に繋がってました。AIの人間味が強すぎてすごくいいキャラです。
爽快感があって洋画を見ているみたいに楽しい作品でした。個人的に連想した映画でいうとランボーを思い出しました。『戦場ではヘリを飛ばし、戦車を走らせた。100万ドルの武器を任された。それがここでは駐車係の仕事すら無いんだ!』ってランボーのセリフが私の脳内で再生されました。そんなエンタメマシマシな作品です。
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